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宇波刀神社
うわとじんじゃ
岐阜県安八郡神戸町大字神戸八幡956
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式内社 美濃國安八郡 宇波刀神社 |
岐阜県神戸町にある。
近鉄養老線の広神戸駅から東へ1Kmほどに南向きの境内がある。
住宅に囲まれた場所にあり、境内の南にあるお寺の横に背の低い鳥居。
鳥居の横には、「式内郷社 宇波刀神社」と刻まれた立派な社号標。
鳥居から数十mの参道を北上すると、突き当たりに
空き地への入口があるが、その空き地が境内だった。
普通の神社とは違う、ちょっと異質な空間。
塀に囲まれたその場所だけ、時間に取り残されたような
そんな感じ。
竹林に囲まれた境内の奥に拝殿が一つあるだけの
非常にシンプルな神社。
参道を歩き、拝殿に近づくと拝殿の後方に一本の木が見える。
拝殿の後方に回ると、石垣の上に、その木を背負って小さな本殿がある。
創立年代は未詳。
鎮座地の神戸は、「こおど」と読み、
郡所からの転訛であるという。
社号の宇波刀は、「うわと」と読み、
昔の棟札には、於門大明神、岡戸大明神などと記され、
式内社・宇波刀神社の論社の一つ。
明治維新の際に上げ地により荒廃。
御神体は、すでに県社日吉神社の相殿に祀られているらしい。
小さな神社なので、神紋は期待していなかったが、
本殿の屋根を良く見ると、木瓜の紋(五瓜に唐花)の
金細工の装飾が付けられていた。
これは、当社の神紋ではなく、
岐阜なので、織田の紋を使っているだけかもしれないが、
情報として、掲載しておくことにした。
鳥居と参道 | さりげない境内入口 |
境内 |
社殿、背後の木が面白い | 本殿 |
【 宇波刀神社 (神戸町) 】