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八剱神社
やつるぎじんじゃ
岐阜県羽島市桑原町八神字八剱4983
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式内社 尾張國中嶋郡 石刀神社 |
岐阜県羽島市にある。
岐阜羽島駅の南5Kmほどの桑原町八神に鎮座し、
通称は八神様。
長良川と木曽川に挟まれた場所にあり、
134号線の北側の道路に面して参道入口の鳥居が建っている。
鳥居扁額には「八剱宮」とあり、
鳥居の右脇には「郷社 八剱神社」と刻まれた社号標。
その右隣りには「稲荷神社 八剱神社」と刻まれた、もう一つの社号標。
どうやら、八剱神社と稲荷神社が祀られている神社らしいとわかる。
鳥居をくぐり、参道を進み、小川にかかる橋を渡って
さらに参道を進むと赤い両部鳥居が建っている。
その鳥居をくぐると社殿のある境内。
参道正面に拝殿があり、参道左手に手水舎。
社殿は瓦葺の拝殿と、その後方、石組みの上に幣殿らしき社殿。
その後方に二棟並んだ、流造の本殿がある。
残念ながら、当社の由緒については未確認なので
稲荷神社と併祀されているかどうかも未確認。
ただ『平成祭データ』では、八剱神社と稲荷神社は同じ住所になっており、
末社もすべて同じ社が記されている。
式内社・石刀神社の論社の一つとして参拝した神社で、
本社社殿の左手に石が祀られており、
「式内石刀神社旧跡」とある。
『式内社調査報告』によると
鎮座地の八神は、岩神からの変化で
石門(石刀)の社号から発生した地名、という説があるらしい。
八剱神社の祭神は櫛岩窗神。
ちなみに、『平成祭データ』では
八剱(八剣)神社という神社は全国に188社ある。
天叢雲剣・草薙剣との関連から、多くは素盞嗚尊や日本武尊を祭神とするが
櫛岩窗神を祭神とする社は当社のみ。
もし、式内社・石刀神社の論社となった故に、
後から祭神が変更されたのでなければ
当社が、本来は石刀神社で、石神→岩神→八神への地名変化と相関して
八剱の社号へ変化したとみる説も面白いかもしれない。
境内左手の林の奥に境内社が一つあり、
扁額に以下の名が併記されていた。
若宮八幡神社・八幡神社・白髪神社(白鬚?)・
多度神社・富士浅間神社・金比羅神社。
『平成祭データ』には、上記の社名の他に、
秋葉神社(火之加具土命)の名がある。
境内右手奥の林の中にも祠が2つ。
さらに境内には祠があるのだが、
どれかの祠が秋葉社だと思うが、詳細は不明。
参道入口の鳥居 |
参道 | 境内入口の鳥居 |
境内 |
社殿左に石刀神社旧跡 | 社殿 |
式内石刀神社旧跡の石 |
左の本殿 | 右の本殿 |
本殿後方から見ると二棟だとわかる | 境内左手の境内社 |
境内社 | 境内右手奥の二祠 |