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花長上神社
はなながかみじんじゃ
岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲名礼1211−1
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式内社 美濃國大野郡 花長神社 |
岐阜県の揖斐川町にある。
近鉄養老線の揖斐駅の北8Km、
樽見鉄道谷汲口駅の西5Kmほどの名礼に鎮座。
名礼の道の駅から南東へ1Kmほどにあり、
境内入口は南向き。
鳥居をくぐり、300mほどの長い参道を歩くと、雪の残った境内。
参拝は二月の午後。
周囲の町や道には雪は、ほとんど無かったんだけど、
境内にだけ残っている雪。
コンクリートやアスファルトの無い神社境内には、
昔の時間が流れているようだ。
境内中央に拝殿があり、
その後方に本殿や境内社がズラッと並んでいる。
当社の社号「花長」は、本来は「はなか」と読んでいたようだが、
『平成祭データ』には、「はななが」。
創祀年代は不詳。
七社明神とも称した、天甕津日女命を祀る古社で、
式内社・花長神社に比定されている神社。
祭神に関して、一説には猿田彦命とするが、
これは、花長が鼻長へ変化した結果で、
猿田彦命の風貌が天狗顔との伝承による。
七社明神と呼ばれたのは、神殿に七柱の木像があったかららしく、
その七柱は、猿田彦命、天鈿女神、衝神、道祖神、山神、庚申神、導神。
当社の真南1.4Kmの位置に花長下神社が存在する。
当社祭神が姫神で、花長下神社の祭神は男神。
出雲国風土記、秋鹿郡伊農郷の由来に
「出雲の郡伊農の郷に鎮座される、
赤衾伊農意保須美比古佐和気能命の后である天甕津日女の命が、
国内をご巡行になった時に、
ここにお着きになっておっしゃったことには、
「ああわが夫よ、伊農よ」とおっしゃった」とある。
本殿の左右に境内社が並んでいる。
左から、雨乞社、御鍬社、神明社、貴船社。
右に、八幡社、天神社、熊野社、山ノ神社。
本殿の両脇に貴船社と八幡社が、
他の境内社よりも大きく、当社本殿と同じ程度の大きさだ。
鳥居 | 参道 |
参道鳥居 | 境内 |
境内 |
拝殿 | 本殿 |
境内 |
本殿左の境内社 雨乞社、御鍬社、神明社、貴船社 | 本殿右の境内社 八幡社、天神社、熊野社、山ノ神社 |