[HOME] > [神社記憶] > [東海地方] > |
|
高土之宮
たかつちのみや
三重県伊賀市比土685
|
|
式内社 伊賀國伊賀郡 比地神社 |
三重県伊賀市にある。
伊賀神戸駅の東500mほどの比土に鎮座。
伊賀神戸駅で合流する、近鉄伊賀線と近鉄大阪線の間の小山に境内がある。
当社へ来るには、山麓の来迎寺を目印とする。
線路に挟まれた地にある来迎寺から、墓の林立する道を登ると、当社境内。
当社の隣りには、報恩寺という寺も建っている。
社殿の額には、「高土之宮」とあり、
現在は、神戸神社の境内社となっているようだ。
地図には、高土之宮比地神社と記されている。
社殿の後方に、流造の本殿。
周囲にはいくつかの石碑が立っている。
創祀年代は不詳。
当社は、式内社・比地神社に比定されている神社であるが、
もともと当社と、長田荘百田村比自山が、式内社の候補であったが、
両村で協議した結果、当社が式内社・比地神社と決定されたという。
明治四十年、周辺にあった神社を合祀し、
明治四十一年、神戸神社に合祀されたが、
旧社地の近くに、新たに社殿を建て、祭祀が継続している状態らしい。
旧社地は、現在地の東30mほどの山の中。
古跡の石碑が建っているらしいが、藪の中に入る気にならず未確認。
『平成祭データ』によると主祭神は高瀬神。
ただし、神戸神社由緒によると、
合祀した比地神社の祭神は天忍穂耳命となっている。
また、大山祇命、猿田彦大神、火雷などの説もある。
境内の左手から、後方の山へ進むことができる。
この山には、いくつかの古墳があるらしく、
塚の上に、小さな祠が祀られている。
奥は、竹薮が深く、目を凝らしても良く見えず。
石碑の写真を撮りたかったが、そこまでの根性は無かった。
周囲は墓石ばかりだが、とにかく明るい境内で、ちょっと気持ちが良い。
(たぶん、夜は近づけないだろうが)
当社への道にある来迎寺にも、多くの墓石や石碑が立っており、
斜面一杯に並んだ墓石や石碑が、無機質な感じで違和感を感じた。
境内、右隣には、阿弥陀院 誉峯山 報恩寺 |
社殿 | 報恩寺 |
本殿 | 背後の丘の祠 |
来迎寺の墓石 |