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浅間神社
せんげんじんじゃ
静岡県伊豆市小下田1556
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式内社 伊豆國那賀郡 石倉命神社 |
静岡県伊豆市にある。
伊豆半島の西側、土肥町の南。
136号線から東へ入った場所にある
浅間山(355m)の山頂に鎮座。
136号線を南下し、小下田に入ったあたりから東へ入ると
車道の行き止まりに溜池があるのだが、
その脇から、浅間山参道の山道が続く。
ダラダラと上る山道を登ると浅間山の山頂。
岩に囲まれた社殿の背後に到着する。
社殿はコンクリート造り。
台風によって社殿が破損したので
現在のようになったという。
社殿の正面へ回ると、鳥居が立っており
扁額には「浅間宮」と刻まれていた。
創祀年代は不詳。
『伊豆国神階帳』に「従四位上 いわらい姫の明神」とある古社で、
式内社・石倉命神社に比定されている神社。
境内の様子は、岩に囲まれており、まさに石倉。
昔は、神璽として丸く美しい玉があったらしいが
度重なる火災により失ってしまったという。
参拝は、年末大晦日の午後。
年越しの日に、こういう場所に居られることに感謝。
ただし、夜は一人では怖いかも。
溜池 | 側に浅間山参道入口 |
山道を登る |
岩に囲まれた社殿背後に到着 後の自然石が奥の院の大山祇神石体 |
鳥居 | 社殿 |
岩に囲まれた境内 |
浅間神社由緒
祭神 岩倉姫命
延喜式に載っている所謂式内社で、千年以上の
歴史をもつ小下田最古の神社である 神社は再度
の火災に遭った。元禄十年春、野火で焼失 更に
百六十年後の安政四年、中村大火の際飛火で境内
悉皆焼失、翌五年新築、昭和に至って台風により
社殿が破損したため、現在のコンクリート造りの
小祠に改築した。 増訂豆州志稿によれば「祠宇
山上ノ石窟ニアリ、即石倉ノ神名ニ適エリ」、と
あって 更に元亀四年に地頭富永政家が護身佛の
釈迦像を安置したこと、奥の院に大山祇神自然の
石体が立っていることなどが述べられている。
古老の言によれば、釈迦像は純金製であったが、
盗難に遭い失われたという。社伝には寛保三年以
前は小下田村十四社中の上位にして総鎮なりと記さ
れている。寛政九年建立の鳥居も台風で倒潰した。
明治二十五年、函南村服部忠雄氏は式内社で
あることに注目して標石文碑を建立した。大正の
初期までは、旧六月十四日の例祭日は商店も多く
出て賑ったが、現今はさびれている。氏子一同は、郷土の歴史を物語るこの社を顕彰 し、後世に伝えるために茲に由緒を刻した次第で ある。 −境内石碑− |
【 浅間神社 石倉命神社 (伊豆市) 】