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今社
いまのやしろ
三重県伊勢市宮町1−1−88
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式内社 伊勢國度會郡 清野井庭神社 |
近鉄宮町駅から南、商店街の入口にある。
早朝の参拝で、近所の方が境内の掃除をしていた。
式内社・清野井庭神社の古社地であると考えられている神社。
ただし、清野井庭神社は早くに廃絶し、
寛文三年、現在地に再建された。
現在、当社は近隣の産土を合祀した社になっている。
「今社」の「今」は「井庭」「井場」のことらしい。
今でいう「堰」「堤防」の意味。宮川の堤防守護の神社。
古くは、井庭社、今村社、今村殿とも称されていた。
明治までは、石壇に霊石を奉安しただけのものだったが、
明治四十四年、神殿を造立し、以下の神社を合祀した。
清川神社・山神社・火除神社・河井稲荷神社・菅原神社・八幡社・
神殿社・塞神社・山神社・勘輔稲荷社・秋葉社・菅原社。
拝殿右には、清川稲荷。左には神武天皇遥拝所の石。
ひょっとすると、この石が、明治までの姿だったのかもしれない。
違うかな。
境内入口 |
拝殿 | 本殿 |
拝殿内 |
神武天皇遥拝所 | 清川稲荷大明神 |
いまのやしろ 今 社 所 在 伊勢市宮町一丁目一番八号 主祭神 鹿屋根姫命 ほかに八衛比古神・八衛比売神などを合祀 山田産土神の一つ 例 祭 九月十五日 特殊神事 二月十一日御頭神事 宝 物 御子頭二個 「今」は、宮川分流の清川に面した地名「井庭」、また は流水をたくわえる「井場」に発した名で、ここは、外 宮摂社の清野井庭神社の跡地とも言われるところです。 御祭神はこの沃野にあって五穀豊穣をつかさどる神 です。 しかし、十九世紀の記録「小祠拾」によれば、昔の本 社は「宝殿ナクシテ石壇鳥居アリ、社地広く老樹数株ア リ」と言われるように石壇に霊石を奉安したのみの、原 始の形をとどめたものでした。 社殿がつくられたのは明治四十四年のこと。 そして、毎年二月、厳寒の御頭神事には、この神苑 でドンド火をたきます。 −境内案内より− |
【 今社 】