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大津神社
おおつじんじゃ
岐阜県飛騨市神岡町船津1823−2
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式内社 飛騨國荒城郡 大津神社 |
岐阜県神岡町(現飛騨市神岡町)にある。
神岡鉄道の飛騨神岡駅と神岡鉱山駅の中間。
(神岡鉄道は2006年12月1日に廃止)
飛騨神岡駅の北1Kmほど、大洞山の西麓に鎮座している。
岐阜と富山の県境に近い場所である。
穂高を源とし、南北に流れる高原川の西岸の狭い場所で、
周囲の道路も狭く、車を停めるのに苦労した。
境内の西を走る41号線から境内に入る道があるようだが。
高山方面から富山へ、松本へと分岐する、
宿場町にあり、社前の鳥居や階段は大社の趣き。
階段を上った境内も、かなり広い。
創祀年代は不詳。
もとは、もっと北に鎮座していたらしいが、水害のため遷座。
その後、明治28年の船津大火災により、
現社地へ移されたという。
江戸時代までは諏訪大明神と称していた。
これは、中世に江馬氏が諏訪から勧請したもの。
江戸時代に、田中大秀らによって、大津神社い比定され、
大津神社と改称(復古した)。
入口から階段を上る現在の境内の様子を見ると、
大洞山の神を祀っているようにも見えたのだが、
船津・大津という名前や、古社地の場所を考えると、川の神・水神なのだろうか。
祭神の大彦命は、崇神天皇の御代に北陸へ派遣された四道将軍。
武渟河別命は、その御子で、大和から当地へ赴き、
ここで、親子二手に分かれたという。
神紋は、梶紋。
これは、江戸時代まで諏訪大明神であったからだろう。
階段を、背後の山に向かうように登っていく。
階段上の鳥居をくぐると、広くて綺麗な境内。
大きな拝殿の裏には、入母屋の本殿。
境内に右側に社殿があり、左手には大き目の境内社が3つ。
摂社(額には摂宮とあった)には多くの神々が合祀されている。
左端に木魂神社があり、「もっこん」と読むらしい。
祭神は、木の神・久久能知大神だが、ちょっと気になる神社。
参道 | 参道の鳥居 | 階段上の鳥居 |
社殿 |
本殿 | 摂宮 |
木魂神社 | 稲荷神社 |
式内社大津神社御祭神並御由緒
−境内案内板より− |