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宇波刀神社
うわとじんじゃ
岐阜県安八郡安八町森部373−10
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岐阜県の安八町にある。
大垣駅の南東6Kmほどの森部に鎮座。
長良川の西側、長良大橋の南2Kmほどの場所に境内がある。
参道入口は南側。石の神明鳥居が建ち、
傍らには「元伊勢宮 宇波刀神社」と刻まれた社号標。
鳥居をくぐり、100mほどの参道を北上(正確には北東へ)すると、
石組の上に小祠があるだけの簡素な境内。
階段を上ると、神明造の本殿がある。
『式内社調査報告』に載っている写真では萱葺屋根だが、現在は違う。
堤外地のためか、周囲は草地。
長良川に近すぎるため、何度も遷座が繰り返されたようだ。
参拝は年末の休日。
真っ青な空の下の参拝。
社伝によると、垂仁天皇の御代の創祀。
以前は、伊勢大神宮とも、内宮とも、伊久良河宮とも称し、
倭姫命巡幸の遺跡らしい。
垂仁天皇十年、倭姫命は神器を奉斎し、
美濃と尾張の国境である当地に四年滞在。
森部から河を渡って、尾張国中島宮へ遷られたといい、
当社は「元伊勢宮」だと考えられている。
昭和になって、外宮と熊野神社を合祀し、
森部の総社として崇敬されている。
鳥居 |
境内 |
社殿 | 社殿 |
境内の西側、すぐ近くに東向き(当社向き)の祠がある。
当社と同様に、石組の上に鎮座しており、
祠も、当社と同規模のものだが、社号がわからなかった。
当社とは別に在った外宮は、すでに当社に合祀されているようだが、
参拝時には、てっきり、その外宮だと思い込んでいたのだが。
住所で判断すると山之神神社か素盞鳴神社だと思う。
西にある祠 |
【 宇波刀神社 (安八町) 】