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三島神社
みしまじんじゃ
静岡県賀茂郡南伊豆町下小野166
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式内社 伊豆國賀茂郡 阿米都加多比咩神社 |
静岡県南伊豆町にある。
伊豆急行・下田駅の西13Kmほどの下小野に鎮座。
南伊豆町役場から北西に3.5Kmほどの場所。
119号線と121号線の交差点近く、
石垣の上に南向きの境内がある。
階段を上ると金属製の鳥居が立ち、
鳥居の左右に二本の木が聳えている。
参道の正面には寄棟造の拝殿。
拝殿の後方に、一段高く石垣の上に本殿覆屋がある。
拝殿の扉が開いており、
中を見ると本殿への階段がみえる。
『静岡県神社誌』によると、本殿には二つの扉があり、
一扉に阿米都加多比咩命、一扉に誉田別命を祀っているらしい。
境内の右手は広場になっており
ゲートボールのゲートなどがあってほのぼのとした雰囲気の神社。
創祀年代は不詳。
式内社・阿米都加多比咩神社に比定され、
『伊豆國神階帳』に「従四位上 あめつかた姫の明神」とある神社。
門野明神とも大宮とも称され、上小野、下小野、川合野の総鎮守。
青野の三島神社の妹神を祀るとも伝えられている。
門野の名は、あめつかたの「かた」の名残りらしい。
また、一説には
建武二年(1335)に居を構えた高野氏の祖が
白浜から三島明神を迎えて、屋敷の鎮守としたとも。
ただし、文永五年(1268)の棟札があることから
建武二年以前から存在していたと思われる。
応永十年、文明十四年、建武二年、永享五年に再建され、
明治六年二月、郷社に列した。
現在の祭神は、阿米都加多比咩命と誉田別命だが、
『静岡県神社誌』には、事代主命と応神天皇(誉田別命)。
社頭 |
鳥居 | 社殿 |
境内 |
社殿 | 拝殿内 |
【 三島神社 (南伊豆町下小野) 】