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岩戸神社
いわとじんじゃ
愛知県豊川市一宮町本宮山山頂
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砥鹿神社 境外末社 |
愛知県一宮町(現豊川市)にある、本宮山(789.2m)山頂に鎮座。
麓から、本宮山スカイラインを上り、山頂にある駐車場に車を停めると、
駐車場の横に赤い鳥居があり、岩戸神社参道になっている。
参拝した日は、霧が濃くて何も見えず、その鳥居に気付かなかった。
砥鹿神社奥宮への参道の途中にも赤い鳥居が立ち、
岩戸神社参道と書かれていたので、その細い山道を下って、
霧の山の中を彷徨ってしまい、結局見つけられずに、奥宮へ向かった。
奥宮の社務所で、道を聞くと、駐車場からすぐだということで、
駐車場に戻り、参道入口の鳥居を見つけたのだ。
駐車場の周囲は、ちょっとした公園となっており、
砥鹿神社縁の石像なども立っている。
「みちのり」の石像 | 鳥居 | 参道、霧で何も見えなかった |
飛鳥時代の大宝年中(七〇一〜
七〇四)文武天皇の病気のため、
煙厳山(鳳来寺山)に住む勝岳仙
人を迎える勅使として来られた草
鹿砥公宣卿が、当地にて道に迷わ
れたときに、童子が忽然と卿の前
に姿を現し、煙厳山を教えたとい
う故事がある。 一方、鹿は古来、我国では神に 仕える動物として親しまれている。 当地域は、本県における鹿の生息 地で、現在でも時折野生鹿の姿を 見ることが出来る。 本宮山は、東海道筋から分岐し て奥三河へ向かう道程において、 目標となる山であり、また、限り ない自然の恵みをもたらす山とし て、地域の人々にあがめられてき た霊峰である。 −石像案内− |
鳥居から参道を下ると、鬱蒼とした木々の中に、大きな国見岩がある。
そこから、参道は左右に分かれ、左が男道、右が女道。
男道は、鎖をつたって岩を降りる道。
女道は、鉄柵でできた階段を下る道。
普通なら、男道に挑戦するところだが、霧(小雨)で、
足場が濡れており、今回は女道を下る。
女道ではあるが、急な岩の階段なので、こちらも滑ってしまったが。
国見岩(天の磐座) |
国見岩
昔、大己貴命がこの岩山に
神霊を留め、この岩上から
国見をして、”穂の国”を
造ったといわれる。−案内板− |
階段を下り終えると、岩の割れ目の前に到着。
その岩には、上から鎖が垂れていたので、多分、それが男道。
割れ目の幅は、4・50センチだろうか、
入れるだろうかと、不安になりながら、体を横にして、
ズルッと中へ、体を押し込むと、なんとか入れた。
中は、少し幅が広いが、それでもかなり狭い。
割れ目の奥、2mほどの場所に、小さな祠が祀られていた。
肉眼では確認できるが、写真を撮ると真っ暗。
仕方がないので、ストロボを使用すると、霧が入り込んで
モヤモヤとしか写らず、念のために、数十枚撮影してしまった。
岩の割れ目 | 割れ目の奥に祠 |
由緒 本宮山は昔より信仰のお山でありました。平野より眺める山の秀麗 さは素朴な古代人等が山全体を神様の鎮まり坐す聖地として崇めて 来ました。特に岩戸神社(別称 奥の院)は本宮山奥宮に次ぐ霊場で 国見岩より鉄柵に沿って下ると大岩石の洞窟内にお祀りしてあり山岳 信仰の典型で諸祈願成就の霊験あらたかな社である。 社名 岩戸神社 祭神 大己貴命(別称奥の院) 例祭 四月二十二日 −案内板− |