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湯田神社
ゆたじんじゃ
三重県伊勢市小俣町湯田983
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式内社 伊勢國度會郡 湯田神社 |
伊勢市から県道37号線を松阪方面へ。
度会橋を渡り、松阪の手前、湯田の交差点を南へ500m。
竹林の南にこんもりとした森があり、その中。
雄略天皇の御宇の創祀と伝えられ、
皇大神宮の摂社で、式内社・湯田神社に比定されている古社。
中世以降は神宮との関係が希薄になり、
土地の産土神として祀られていたが、
寛文三年、産土神境内に湯田神社を再興。
明治までは産土神と湯田神社の二社併立であったが
産土神は、明治二十三年、八柱神社に合祀され、湯田神社のみとなった。
この八柱神社は、明治四十一年、周辺の諸社を合祀し、
明治四十三年、坂本の八柱神社(現有田神社)に合祀された。
祭神は大歳御祖命と御前神だが、
鳴宸電とする資料もあり、当社は式内社・雷電神社の論社にもなっている。
社域の杜 |
境内 |
社殿 | 社殿 |
湯田神社 『皇大神宮儀式帳』の「管度會郡神社行事」條に、 「合四十處之中、官帳社廿五處」の一處として登載されて ゐる。大長谷天皇御宇(雄略天皇朝)に創祀され、(略) また、『延喜伊勢大神宮式』の「諸社四十座」 條にも「太神宮所攝廿四座」の六番目に「湯田社」とある。 すなはち当社は、皇大神宮(内宮)の管攝する社の一つ であり、しかも神宮式年遷宮においては、造神宮使が造替 する六社の一つに数えられてゐた。 雷電神社 『皇大神宮儀式帳』に「称二鳴宸電一、又太歳御祖命形無、同御宇定祝」と注記す るところから、『神宮典略』は比定社の一つとして挙げてゐる。 −『式内社調査報告』− |
【 皇大神宮摂社 湯田神社 】