[HOME] > [神社記憶] > [東海地方] > |
|
國柱命神社
くにはしらみことじんじゃ
静岡県賀茂郡松崎町岩科南側176−1
|
|
式内社 伊豆國那賀郡 國柱命神社 |
静岡県の松崎町にある。
松崎町役場から、南へ2Kmほどの岩科南側に鎮座。
岩科川に沿って121号線(南伊豆松崎線)を南下し、
岩科のJAの前にある宇治橋を渡る。
当社は丘の上にあり、
121号線からでも、当社の杜を見ることが出来るが、
当社への道は、なかなかわかり難い。
というか、説明しにくい。
とにかく、路地に入って、坂道を登ると、
参道入口に立つ、立派な白い鳥居の前に到着する。
鳥居の扁額には、『神明宮』と書かれており、
地図にも神明神社と記載されているが、
当社の社名は、國柱命神社。
「くにはしらみこと」とも「くにのみはしらみこと」とも読むらしい。
参道を進むと、丘の上の木々に囲まれた境内に到着。
中央に大きな拝殿があり、後方の覆屋の中に本殿がある。
創祀年代は不詳。
社伝によると、三島神が白浜から伊豆半島を開拓しつつ北上の途次、
属神である当社祭神が、当地を開拓したという。
古くは、岩科の宮とも称し、俗称として神明宮とも。
『伊豆国神階帳』に「従四位上 国原姫の明神」とある古社で、
式内社・國柱命神社に比定されている神社。
天文十一年再建し、山口の下屋敷に鎮座していたが
近世に、現在地に遷座。
鎮座地の岩科(いわしな)は、「いはしら」からの転訛で
「いはしら」は、國柱(くにはしら)からの転訛であるという説がある。
社殿の左手に小鷹神社、右手に茂山神社と琴平神社がある。
琴平神社は境内社のようだが、
小鷹神社と茂山神社は、『平成祭データ』には
別の神社として記載されている。
住所は同じなので、同じ境内に
3つの独立した神社が存在するということだろうか。
それぞれの祭神も、小鷹神と茂山神となっており
要するに祭神不詳の不思議な神社だ。
ただし『静岡県神社誌』では、単なる境内社となっているのだが。
社域 |
参道入口の鳥居 | 社域の杜 |
境内社殿 |
本殿 |
左の小鷹神社 | 右の茂山神社と琴平社 |
小鷹神社 小鷹神 | 茂山神社 茂山神 |
境内 |