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小河泉水神社
おがわいずみじんじゃ
静岡県駿東郡清水町湯川字宮脇98−4
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式内社 伊豆國田方郡 小河泉水神社 |
静岡県清水町にある。
三島駅の南4Kmほどの湯川に鎮座。
清水町役場のすぐ南。
狩野川にかかる徳倉橋の近くで、境内から対岸の本城山が見える場所。
だが、当社の社号は、当社の東1Kmの位置にある境川に由来する。
三島市と清水町の境である境川は、南北にウネウネと流れる川で、
狩野川などと比べると、小さな川なのだ。
また、当社の北方1.5Kmの位置、八幡に大湧泉郡が存在し、
沼津市上水道の源泉となっているらしい。
ということで、当社は、小河泉水神社。
道路に面して、東向きに境内入口の鳥居。
参道の奥に、東向きの社殿が鎮座している。
創祀年代は不詳。
中古までは大社であったが、その後衰退したという。
式内社・小河泉水神社に比定されている古社。
明治までは熊野神社と称していたが、
明治初年に小川泉水神社と改称。
『平成祭データ』に記載されている社名も
小川泉水神社であり、「小川」が正式社号かもしれないが、
鳥居扁額や、地図には小河泉水神社となっている。
境内には、多くの小さな石祠が並んでいる。
本社社殿の横に、ひとつ境内社と思われる祠がある。
『平成祭データ』には、末社として山神社と記されている。
境内の南の道にも鳥居が立っており、祠が祀られているが、
鳥居の扁額に『小河泉水神社』と記されている。
この鳥居は、この祠の鳥居だろうか、
それとも、本社の南入口を示すものだろうか。
ちょっと気になった。
『式内社調査報告』によれば、
昭和九年までは、境内は南の隣地で、少し奥へ引っ込んだ場所にあったが、
狩野川の改修工事によって、社地の一部を削り、移動させたという。
ひょっとすると、この祠が、それまでの社殿の位置だろうか。
残念ながら、未確認なのだ。
鳥居 | 社殿 |
境内 |
境内に並んだ祠 |
もう一つの鳥居 | 扁額に社号 | 奥に小祠 |