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朽羅神社
くちらじんじゃ
三重県度会郡玉城町原字森前272
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県道13号線、原の交差点を北へ。
すぐに、田の中にこんもりとした森が見える。
式内社・朽羅神社に比定される古社だが、中世に廃絶し
寛文三年に再興された。
社名は、クチラと読む説と、クタミとする説がある。
「クチラ」は「口原」、「口」とは道の意味とする説がある。
また、『皇太神宮儀式帳』には、朽羅神社の名は見えず、
久麻良神社が載っており、同じ社であると考えられている。
田の中の杜 |
社殿 | 社殿 |
『伊勢二所太神宮神名秘書』に「在田邊郷原村」とあ
り、寛文三年(一六六三)に現在の鎮座地に再興された。神
宮文庫蔵『寛文摂社再興記』の寛文三年八月廿九日條に、
一同日朽羅社田邊郷原村ヨリ十町計乾ノ方ノ野中也。
四十間四方モ有也。松原也。拝所ハ北ノハズレニ在。
四方悉ク畠也。拝所ノ中ニ古キ藤カヅラ有。古ヨリ此
藤ヲキル事無之ト申傳也。
と見える。
−『式内社調査報告』− |
【 皇大神宮摂社 朽羅神社 】