[HOME] > [神社記憶] > [東海地方] > |
|
八幡神社
はちまんじんじゃ
静岡県伊豆市小土肥707
|
|
式内社 伊豆國那賀郡 青玉比賣命神社 |
静岡県伊豆市にある。
伊豆半島の西側、土肥温泉の北にある小土肥に鎮座。
小土肥大川の河口付近。
17号線(沼津土肥線)が湾曲している場所に、
道路に面して西向きの境内がある。
当社の北100mほどの小土肥大川のそばには、
式内社・國玉命神社に比定される國玉神社がある。
境内は石の垣に囲まれており、
「八幡宮」と刻まれた扁額の鳥居をくぐると、正面に社殿。
社殿の周りにも背の低い石の垣。
新しい狛犬の後方に瓦葺の拝殿があり、その後方に本殿覆屋。
境内には数本の大きな木があるが、印象としては簡素。
ただ、周囲は田園なので國玉神社からも境内の木々は良く見える。
創祀年代は不詳。
式内社・青玉比賣命神社の論社となっている古社で、
伊豆国神階帳に「従四位上 青玉姫の明神」とある神社。
祭神は『平成祭データ』には応神天皇となっているが
『静岡県神社誌』には、青玉比賣命とあり、
相殿に大鞆和気命、天児屋根命を祀り、さらに三島大明神も配祀するとある。
ゆえに、八幡とも、三島とも、春日とも呼ばれたようで
当地の総鎮守大明神として崇敬され
明治六年九月、村社に列格した。
当社の特殊神事に馬祭りがあるらしい。
現在も行われているかどうかわからないが、
昔、大洪水と大津波があり、神の怒りを鎮めるために始まったという。
また、当社には金扇、金幣、金盃の三種の社宝があった。
金扇は社のそばに扇田から、金幣と金盃はサカモリ田という場所から出現したというが
明暦・天保の火災によって焼失したらしい。
八幡宮なので神紋は三つ巴だと思うが、確認できなかった。
社頭 |
鳥居 | 境内 |
拝殿 | 本殿覆屋 |
社殿 |
【 八幡神社 (伊豆市) 】