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宇久須神社
うぐすじんじゃ
静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須1269−1
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式内社 伊豆國那賀郡 宇久須神社 |
静岡県の西伊豆町にある。
136号線から東へ1Kmほど、
宇久須港に流れ込む宇久須川と大久須川の合流するところ。
410号線の側に境内がある。
境内入口は西側。
赤い鳥居をくぐると広い境内。
境内に入って左手に、戦没者慰霊塔。
境内の奥(東側)に、社殿がある。
社殿は、拝殿の後方に、慶長三年造営の本殿を納めた覆屋があり、
拝殿は切妻造、覆屋は入母屋造。
参拝が、年末大晦日だったためか、
覆屋の扉が開いていたので、中の本殿も撮影。
創祀年代は不詳。
『伊豆国神階帳』に「従四位上 宇久須の明神」とある古社で、
式内社・宇久須神社に比定されている神社。
当社の社号「宇久須」に関しては幾つかの説がある。
まず、浮き楠の意味であり、楠で作った船の霊を奉斎する意味。
あるいは、大楠や小楠から来たとする説。
どの説も、楠との関係を示しており、
当地に楠が多かったということである。
祭神は、積羽八重事代主命。
一説には、別殿に五座を祀るとある。
その五座とは、正八幡宮・若宮八幡宮・今宮八幡宮の誉田別命、
厳島神社の市杵島姫命、金刀比羅社の大物主命。
古来、三島大明神と称し、当地方の総鎮守であったが、
明治七年に現在の社号に改められた。
覆屋の中には、本殿の他にも
幾つかの境内社らしき祠が置かれていた。
資料にも、境内社に関する記述が無いので、
これらは、別殿として祀られている五座かもしれない。
鳥居 | 境内 |
社殿 | 本殿 |
本殿 |
社殿内の祠 | 社殿内の祠 |
宇久須神社
−社頭案内− |
【 宇久須神社 (西伊豆町) 】