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瀧山神社
たきやまじんじゃ
静岡県賀茂郡河津町川津筏場1427
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式内社 伊豆國賀茂郡 多祁伊志豆伎命神社 (参考) |
静岡県の河津町にある。
伊豆急行河津駅の北西3.5Kmほどの川津筏場に鎮座。
河津川を遡って北西に進み、峰大橋付近で北東の山中へ300mほど。
地図で確認するとそんな感じの場所だが、
周囲の道をウネウネと運転し、小道を歩きまわっていたので、
実は当社への道をよく覚えていない。
社前には川が流れており、境内右奥に続いているが
その先は人口の滝のように工事されていた。
昔は滝だったのかもしれないし、
当社の御神体だったかもしれないが、未確認。
参拝は四年前(2007)の正月二日の冬だが、
夏だったら、さぞ鬱蒼としていただろうと思える境内。
境内入口、数段の階段の上に石の鳥居。
さらに階段を上ると社殿があり、扁額に「滝山神社」と書かれていた。
扁額の下には、正月飾りと蜜柑。
社殿の中に本殿と思われる祠があり、
左右に境内社らしき小祠。左の小祠は稲荷のようだ。
今も大切に祀られているようで、
境内の石垣も綺麗に維持されており、参道も遊歩道のような雰囲気だった。
当社に関する由緒は未入手。
『静岡県神社誌』にも記載が無い。
河津町の郷土史関連の資料をあたれば何か判るかもしれないが。
竹村茂雄の『伊豆國式社考』に、
式内社・多祁伊志豆伎命神社として「筏場瀧権現」と記されている。
それが、現在のどの神社なのか、すでに廃絶したのかわからず
とりあえず川津筏場にやって来た。
筏場にはいくつかの神社があるが、当社・瀧山神社の社号から
「瀧権現」ではないかと思って確認に来たのだが、
結局、何もわからず、参拝しただけ。
社殿前に灯籠が一基あり、
その竿の部分に「宝永七年」と刻まれている。
宝永七年は西暦1710年。
300年前の江戸初期には存在していたようだ。
社殿の左手に石祠がいくつかあり、石像や石も祀られている。
苔の屋根が良い雰囲気だ。
社頭 |
鳥居 | 境内 |
社殿、右手奥に人口滝? |
扁額に滝山神社 | 内部の本殿 |
石祠と石像 |
社殿前の灯籠 | 宝永七年と刻印 | 境内右手奥の川 以前は滝だった? |
「滝山」の社号から、当社が「筏場瀧権現」だろうと思ったが、
河津町には、河津七滝という名所が存在する。
当社から1Kmほど北西にあり、筏場ではなく梨本という地。
気になったので、当社への参拝前にウロウロとうろついてみた。
当日は滝巡りに興味が無くて、せっかくの河津七滝の写真はないのだが、
淵や滝のそばに遊歩道があり、真冬だったが気持ち良かった。
その滝や淵のそばの道に、
意味ありげに祠があったのだが、社号などは未確認。
滝の近くなので、瀧権現であっても不思議はないが、よくわからない。
近くの淵 | 境内 |
河津七滝近くの道路脇の祠 |