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富知六所浅間神社
ふじろくしょせんげんじんじゃ
静岡県富士市浅間本町5−1
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式内社 駿河國富士郡 富知神社 |
静岡県の富士市にある。
富士駅の北東3Kmほどの浅間本町に鎮座。
東名高速・富士I.C.の南入口に近い場所。
139号線の吉原五丁目交差点から西へ400mほどの位置に参道入口があり、
中学校を越えた辺りから北上すると境内入口の鳥居が建っている。
木々に囲まれた境内で、鳥居をくぐると左手に手水舎、
正面に入母屋造の堂々とした社殿。
参拝は五月の連休前の休日。
街中の神社だが緑が多く、綺麗で気持ちの良い神社。
社殿の右手に、天然記念物の樹高15mの大クスがあるが
途中で二股に分かれていて、コブがあり、
まるで、Vサインのような形が面白い。
通称は、三日市浅間神社。
創祀年代は不詳。
社伝によると、人皇五代孝昭天皇の二年六月の創祀。
崇神天皇が建沼河別命を東国に派遣の際、
建沼河別命が当神社を崇敬したとあり、
平城天皇大同元年五社浅間を勧請するに当り、
五部の大磐若経を納め給いし時に当神社を首座としたとある。
『明治神社誌料』には、
景行天皇の御宇、日本武尊東征の時の勧請とあり、
式内社・富知神社であると記されている。
古来、当地の大社にして
今川・武田・豊田の諸氏相次いで当社を崇敬し、
明治四年以前までは、国府浅間神社奉幣使国方と称する社職が
毎年四月十一日、古例によりて祭祀を行っていたらしい。
さらに『明治神社誌料』には
明治六年三月郷社に列せられ、
摂社五社があり、境内社に児袋神社、北野神社、宗像神社の名が記されている。
賽銭箱や拝殿の提灯には天狗団扇のような棕櫚の葉紋が描かれていた。
浅間神社の象徴的な神紋だ。
鳥居 |
境内 | 社殿 |
Vサインのような大クス |
境内社 | 拝殿 | クス |
岳南総鎮守 富知六所浅間神社
富知六所浅間神社は通称三日市浅間神社と呼称されその創建は人皇五代孝昭天皇の御宇にして崇神天皇が建沼河別命を東国に御派遣の際、命は当神社を崇敬の余り奏聞して、勅幣を奉られ、爾後御代々このことが続けられ、平城天皇の大同元年五社浅間を勧請するに当り、五部の大磐若経を納め給いし時に当神社を首座とし、特に唐本を寄せられた。嵯峨天皇弘仁二年正四位に叙せられ、中宮の後安産の御祈願を奉仕以来、勅願所と定められ事変のあるごとに仰を蒙り、寛保年度の調書に依れば御朱印、其他社領八百八石、外に別当領六十六石とあり富士山麓に於ける大社である。 旧伝法、島田村、吉原町、今泉村、元吉原村、鷹岡町、大渕村の七ケ町村の大氏神として崇敬せられ、町村合併後は旧吉原市の大氏神社として広く崇敬をあつめ有識各位の特別なる御尽力により、愈々御社頭の隆昌を見た。商工業の発展、家庭守護、安産守護の神として信仰があつい。又境内に生繁る樹齢千年を数ふる天然記念物の大樟が、古くより縁結びと長寿の信仰をあつめている。 −『平成祭データ』− |