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方県津神社
かたがたつじんじゃ
岐阜県岐阜市八代3−13−1
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式内社 美濃國方縣郡 方縣津神社 |
岐阜県岐阜市にある。
岐阜駅の北6Kmほどの八代に鎮座。
256線を北上し、長良川を越えて2Km。
そこから西へ300mほど入った場所に境内がある。
境内入口は南側にあり、鳥居や社号標が建っているが、
西側道路に面して社殿横に上る鳥居も建っている。
参拝したのが2月の建国記念日。
社前の由緒書きによると、当社では「建国祭」が行われるとあり
拝殿内には氏子の方々が集まっていたので
邪魔にならないように、密かに素早く参拝。
といっても大きな境内ではないので、普通に参拝しても素早く終わる。
鳥居をくぐり階段を上ると瓦葺の拝殿。
祝日なので拝殿には国旗が掲げられていた。
拝殿の後方にある本殿は神明造。
当日は建国祭のため人が多かったが、
いつもはひっそりとしているのだろう。
境内は古墳の上にあるらしいが
古墳のある神社はなんとなくひんやりとしている、気がする。
創立年代は未詳。
式内社・方縣津神社の論社で、
『美濃国神名帳』に「従三位方縣津明神」とある古社。
江戸時代までは、縣明神、方縣明神と称されて「津」は用いていなかったが、
昭和三十二年、縣神社から方県津神社へと変更した。
祭神は丹波道主命の妃・丹波之河上之摩須郎女命だが、
祭神不詳とする説もあり、美濃県主の租神を祀った神社だと思われる。
由緒によると以前は、もう少し南に鎮座していたらしいが
現在は「枡塚」と呼ばれる陵墓の上に鎮座。
高さ4.5m、直径40mほどの円墳であるらしい。
また、周囲には八つの塚があったという。
円墳の左右に低い池があり、金のチャボが埋めてあると伝えられ
元旦には一声鳴くという。
境内社として二つの小祠が祀られている。
一つには「豊受神社」と名前が記されていたが、もう一つは未確認。
境内由緒書きには、秋葉社や招魂社の名が載っていた。
社頭 |
線に面した鳥居 | 鳥居 | 社号標 |
拝殿 | 本殿 |
社殿横から | 境内社 |
由緒
日子坐王一族はこの地方に深い関係をもち、農
耕、治山、治水に、貢献された。日子坐王の皇子丹波道主命は、崇神天皇の朝命を 奉じて、丹波(山陰地方)に赴かれ、四道将軍の 御一人で、別名彦多都彦命(伊奈波神社)という 。その奥方が当式内社方県津神社御祭神、丹波之 河上之摩須郎女命の御子日葉酢比売命は垂仁天皇 の妃である(伊奈波神社)、御子五十瓊敷入彦命 (伊奈波神社)、その妃は淳熨斗媛命(金神社) その御子市隼雄命(橿森神社)、及び擁烈根命( 県神社)である。岐阜市内神社の親神様に当る。 御神徳
森羅万象の犯せる罪けがれ禍事を祓い、清浄な姿
にかえさせ給う。太古(奈良時代)に栄えた、商
業繁栄、交通安全、生成育化の守護神として、厚
き信仰を受けられている。平成四年九月元祭に記念事業として建立する。
−境内案内− 沿革
方県津神社祭神系譜
−社頭石碑− |