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大瀬神社
おおせじんじゃ
静岡県沼津市西浦江梨大瀬329
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式内社 伊豆國田方郡 引手力命神社 |
静岡県沼津市にある。
沼津駅から28Kmほどの西浦江梨にある、大瀬崎に鎮座。
414号線を南下し、狩野川河口で17号線へ。
駿河湾に面して、17号線を西へ18Kmほど進むと大瀬海水浴場へ。
参拝日は、年末の12月30日だったけど、
ダイビング客で賑わっている海水浴場の奥、大瀬崎方向へ歩いていくと
ダイビングハウスなどが並んでいる道の奥に、鳥居が建っている。
参道を進むと、鬱蒼と茂った柏槙(ビャクシン)樹林があり、そこが境内。
境内入口の鳥居をくぐると、絵馬堂があり
左手にUターンする位置に鳥居があり、奥に階段。
階段下には、赤い鉄下駄が置かれている。
階段途中に鳥居が建っており、さらに階段を上ると社殿がある。
創祀年代は不詳。
『伊豆国神名帳』に「正四位上瀬の明神」と記された古社で、
『豆州式社考案』には、式内社・白浪之彌奈阿和命神社として記されており
『特選神名牒』などには、式内社・引手力命神社の論社となっている。
現在は、式内社・引手力命神社として主張しているようで、
境内案内にも引手力命神社であると記載されている。
祭神の引手力命は、手力男命のことだと思われるが、
境内案内によると、白鳳十三年(684)、
大地震によって土佐国では多くの土地が海中に没したが、
その土佐国から土地を引いてきて島を作った神なのだそうだ。
中古、鎮座地名に因んで、大瀬神社と称し、
隣村内浦の三津気多神社の旧記に、
当社を七浦の総鎮守御瀬明神云々、
斉衡三年に現在地に遷座と記されている。
社伝によると、保元の役で源為朝が伊豆大島へ配流される時、
船を寄せて当社へ詣で、甲冑弓矢を奉納して祈願。
以後、源家の信仰が篤かったという。
社殿のある場所から、ビャクシン樹林を越えて北へ進むと、大瀬神池がある。
海に突き出した洲の中にあるのに、淡水池であるらしい。
さらに、北へ歩くと御神木があり、
駿河湾越しに、正面に富士山が綺麗に見える。
大瀬海水浴場 富士山の斜め右下が境内 |
参道鳥居 | 境内入口 |
境内鳥居 |
参道階段 | 階段鳥居 |
社殿 |
拝殿 | 本殿 |
大瀬神池畔までの案内図 | 大瀬神池畔に池明神 |
大瀬神池 |
大瀬崎先端部に御神木のびゃくしん |
御神木付近から正面に富士山 |