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広野神社
ひろのじんじゃ
山梨県北杜市小淵沢町松向1384

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山梨県北杜市にある。
中央本線小淵沢駅の南東4Kmほどの小淵沢町松向に鎮座。
17号線から東へ608号線に入り、中央本線を越えて150mほどで南に入る。
そこから約1Kmほど進むと中央本線に突き当たるが、線路を超えずに右手(西)へ進むと境内。
当社の正式な参道入口は中央本線の南側にあるのだが、参道は通行止め。
参道の突き当たり、ちょうど境内の前を中央本線の線路が横切っていて渡れないのだ。
仕方がないので線路の北側、線路沿いの道を進んで境内に入ることになる。
境内には拝殿と本殿のみの簡素な造り。
寄棟造りの拝殿の後方に本殿の覆屋があり、本殿は確認できなかった。
拝殿前面のガラス扉から内部を覗くと、拝殿奥の扉が開いており、
奥に白装束の神職らしき人影が見えたが、よく見ると随神像だったのでちょっとびっくり。
当社の正式な社号は諏訪神社。
ただし拝殿の改修工事の板書きには「広野神社」とあり、
通称広野神社の名で呼ばれているようなので、当サイトでも広野神社としておく。
創祀年代は不詳。
社伝によると、宝亀二年(771)九月、従五位甲斐守豊国真人秋篠が本殿を建立。
徳川家代々の崇敬篤く、社領として御朱印高一石一斗、社地二千坪が寄進された神社。
『日本紀略』第一醍醐天皇の条に、寛平九年(897)九月七日
「甲斐國正六位上広神従五位下」とある広神が当社のことであるといい、
社地が広大で原野のようであったことから広野社と呼ばれたらしい。
明治初年社地千五百坪を上知し、村社に列した。
拝殿内の幕に四本足の諏訪梶の紋が染められていた。
諏訪神社なので、梶紋が神紋なのだろう。
参道入口 ![]() | だが参道は通行止め ![]() |
境内 |
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境内前にJRの線路で立入禁止 中央の林の奥が参道入口 ![]() | 拝殿 ![]() |
拝殿の奥に随神像 ![]() | 本殿覆屋 ![]() |
諏訪神社 祭神 建御名方命 由緒 本殿は一間流造りで様式手法の上から江戸初期の遺構と推定され、この町にとって極めて貴重な建物である。 拝殿は桁行9、30米 梁間6、50米で、明治初期の建物であるが、回り舞台の備えがあり、かって、村芝居が盛んに行われていた頃の名残を留め全県的にも希少な建物である。 当社の所蔵する鰐口は面径18・8糎、青銅製で作者は明らかでないが、桃山時代の作風を示すもので、工芸品としても価値が高い。 −『平成祭データ』− |
【 広野神社 諏訪神社 (北杜市)(印刷用ページ) 】
