五七の桐

参河國総社 旧県社 御祭神 三河國總社神

愛知県豊川市にある。
名鉄国府駅の南東５００ｍの白鳥に鎮座。

道路に面して南向きに鳥居が立ち、
「県社　總社」と刻まれた社号標。

木々の参道の奥に境内があり、
境内中央に、垣に囲まれて社殿がある。
参拝は、垣の外側から行なう形式。
拝所の前には、「村社　本國総社」という社号標がある。
県社に昇格する以前のものだろうか。

垣の中をのぞくと、尾張造りの拝殿の奥に本殿。
本殿の左右に、小さな祠が祀られている。

社伝によると、成務天皇五年、
出雲色大臣命の五世孫・知波夜命が三河国造に任ぜられ、
社祠を整備して、祖神を祀ったもの。
後、三河国内の諸神を勧請し、国司の遥拝所とした。

当社の東側に寺があるが、三河国庁の跡。
当社は、三河国の総社なのだ。
永和四年十二月の棟札には「惣社五八社大神宮」とあるらしい。

明治七年村社に列格し、大正十一年県社に昇格した。

天気の良い年末の参拝。
入口が、少し狭い感じで、そのせいか、境内は広く開けた空間。
陽射しが強く、参道の木々による影が良い雰囲気だった。

境内入口

参道

境内

拝殿

本殿

本殿左の境内社

本殿右の境内社

垣外の境内社