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鹿嶋神社
かしまじんじゃ
福島県いわき市常磐上矢田町字花木下34
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式内社 陸奥國磐城郡 鹿嶋神社 |
福島県いわき市にある。
いわき駅の南6Kmほどの花木下に鎮座。
26号線に面して西向きに境内入口がある。
入口を入り少し進むと石鳥居が立っており
鳥居の右手に「郷社鹿嶋神社」と刻まれた社号標。
左の足元には「鹿島小学校発祥の地」と刻まれた石碑。
石鳥居をくぐると、すぐに赤い両部鳥居。
階段を上ると、手水舎があり、
左手に曲がって階段を上ると社殿のある境内。
階段上のすぐ右手に神楽殿があり、
参道の正面に当社の社殿。
社殿の前には、背の高い木が聳えていた。
社殿の向きは南向き。拝殿は入母屋造の瓦葺。
背後の本殿は覆屋の中で見ていない。
参道に「華木公園」と刻まれた石碑が立っていた。
境内を含めたこの丘が公園になっているのだろうか。
境内入口に、その公園の手描きの絵が描かれていた。
創祀年代は不詳。
一説には、神護景雲(八世紀)の頃の創建、
あるいは、天平年間には社殿の葺き替えがあったとも。
昔、奥州の各地に鬼神が現れ人畜を悩ましていた頃、
武甕槌神が当所に出現し、鏑矢を天から降らせた
悪鬼を退治したという。
『三代実録』に「大神之苗裔神卅八社在陸奧國」とあり
鹿嶋神の分霊が奥州三十八ヵ所に祀られたとあるが
当社は、その中の「磐城郡十一」の一社であるという。
式内社・鹿嶋神社に比定される古社で、
明治五年郷社に列せられている。
鳥居の脇に神宮寺があったが、
明治の神仏分離によって神宮寺が廃絶され
その建物が小学校として利用されたらしい。
「鹿島小学校発祥の地」の石碑は、そういう意味なのだろう。
境内の左手に境内社の八坂神社。
入口の案内図によると、社殿の後方の山道を進むと
境内社の大山祇神社の石碑や祠があるらしい。
境内入口 | 鳥居 |
参道の鳥居 | 参道階段 |
境内 |
社殿 | 本殿覆屋 |
八坂神社 | 神楽殿 |