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高屋神社
たかやじんじゃ
香川県観音寺市高屋町稲積山2730
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香川県観音寺市にある。
観音寺駅の北4Kmほどにある稲積山に鎮座。
稲積山(404m)の南麓に里宮(遥拝所)があり、中腹に中宮。
中宮といっても、鳥居と、灯篭のような小さな祠があるだけだが。
山頂に上宮があり、里宮からは歩いて、約40分程度らしい。
参拝時に時計を持って行かないので、正確にはわからないが。
創祀は不明。
稲積山に鎮座しており、稲積神社とも呼ばれる神社。
稲積山は、「稲を積み重ねた形」らしいが、
各地の神奈備山も、よく稲積山と呼ばれることがあるのだ。
当初は、山頂に鎮座していたが、慶長年中に中腹へ、
宝永年中に、麓の丘に遷座したが、天保年中に、再び山頂へ戻し、
山頂を上宮、中腹の社を中宮、麓の社を里宮(遥拝所)の三社構成となった。
一説には、御神体の八十六貫の練石を遷す途中、
中宮辺りで動かなくなり、仕方なく上宮に戻したといい、
結局、遷座は行なわれず、社殿のみを建てたととも。
里宮の鳥居 | 里宮社殿、背後に稲積山 |
稲積山と上宮遥拝所 |
里宮から中腹にある中宮までは、コンクリートで舗装された参道だが、
道幅3m、しかもかなり急な登り坂なので、
馬力のある小型車でないと辛いかもしれない。
中宮まで舗装された参道 | 中宮 | 中宮 |
中宮辺りから、土の参道がダラダラと続き、
やがて、岩の転がる道から、石積の階段へ。
この階段を上りきると山頂本殿がある。
吹きっさらし状態で、景色は良いのだが、とにかく長くて、急な階段。
登りきった時には、汗でアンダーシャツまでズクズクになっていた。
汗を拭きながら、石の階段に座り、下界を眺めていると
時間の経つのも忘れてしまう。
土の参道 | 岩の参道 | 最後の長い階段 |
山頂の上宮社殿 |
本殿 | 社殿 |
稲積山を上りながら、海岸方向を見ていると、
綺麗な円錐形の山が目に付く。これは江甫草山(153m)。
山頂に九十九城跡がある。
山頂の本殿に巴紋が付いていたので、「これが神紋」と思っていたが、
『式内社調査報告』には、稲穂を図案化したものだと記されていた。
見落としてしまったようだ。残念。
山頂から | 向かいに美しい江甫草山(つくもやま) |
中腹から見た里宮 |
高屋神社
祭神は邇々杵命・保食命・咲夜比女命で延喜式の神名帳(平
安時代)に「讃岐国刈田郡高屋神社」とあり、延喜式内社讃岐
二十四社の一社である。この社は当初稲積山頂にあったのを
一六〇〇年頃に、山の中腹に移し、さらに一七六〇年頃に山麓
に移したが、里人はその崇をおそれ、一八三一年に山頂の旧地
に再び本殿を造営した。山の名をとり稲積社とも呼んでいる。大祭は四月第二土・日曜日に行なわれている。 −境内案内− |