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佐受神社
さずじんじゃ
兵庫県美方郡香美町香住区米地字宮脇417−2  Zenrin Data Com Maps display !!


蛇の目九曜

式内社 但馬國美含郡 佐受神社
旧村社

御祭神
佐受主命 佐受姫命

兵庫県の香美町にある。
山陰本線・佐津駅の南1Kmほどの香住区米地に鎮座。

佐津川に沿って南下していると、
道路の左手(東側)、田の向こうに
細長い森が見えてくる。
佐津川を渡り、東へ進むと、
その森の南端に、境内入口がある。

入口の右手には、「式内 佐受神社」と刻まれた社号標。
細長い境内に入り、細長い参道を進むと
境内北奥に社殿。
サッシの拝殿後方には、覆屋に入った本殿。
本殿の造りは、流造のようだ。

参拝は、五月の休日の朝。
佐津川を越えて社域(東方)へ向かうと
昇る朝日に向かう形になり、逆光になる頃。
といっても、太陽はかなり高い位置にあるので昼近くだったかも。

佐津川沿いの道から見ると、神社があるとは思えないのだが、
趣味で神社参拝を続けていると、
「ある」という確信を持つ時がたまにある。
ここもそんな感じの神社だった。

ちなみに、「ある」と確信して無かったことは一度も無いが
「あるはずだ」と思いながら探して無かったことはかなり多い。

「佐受」と書いて「さず」と読むが
素直に「さうけ」と読む場合もあるらしい。

創祀年代は不詳であるが、
社伝として、欽明天皇三十二年三月、
佐須知公の創立とする。

大同元年(806)佐自努公民をもって
美含郡大領に任じ、従八位上を授く。
大同二年、始めて高蔭祭を行い、
延長五年(927)十二月、官社に列す。

式内社・佐受神社に比定されている古社。

近世の頃まで、米持大明神と称し、
米地集落の神として、尊崇されている。

祭神は『平成祭データ』には、佐受主命・佐受姫命。
『但馬神社鑑』には、佐自努命(佐須氏の祖神)・佐須姫命(妃)。
『但馬神社名目抄』には、佐自努命・綺榺姫命。
『神名帳考證』には、豊城入彦命

ただし明治三年には保食神として申請したらしく、
保食神とする資料もある。

境内の右手に境内社の祠が一つある。
『兵庫県神社誌』によると稲荷神社らしい。

本殿の屋根には九曜紋が付けられていた。
普通の九曜紋  ではなく、
真ん中に穴があるように見えたので
蛇の目九曜紋としておく。


社域の森

境内入口

参道

境内

社殿

本殿

境内社

本殿


【 佐受神社 (香住区米地)(印刷用ページ) 】

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