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手見神社
てみじんじゃ
鳥取県鳥取市国府町松尾341  Zenrin Data Com Maps display !!


丸に二重葵

式内社 因幡國法美郡 手見神社
旧村社

御祭神
大山咋神 市寸嶋比賣命
合祀 素盞嗚尊 大己貴尊

鳥取県鳥取市(旧国府町)にある。
鳥取駅から南東に10Kmほどの松尾に鎮座。

学行院というお寺が観光的に有名らしく
国指定重要文化財の薬師三尊像があるらしいが、
その学行院から、もう少し山の方へ歩くと、
境内入口の鳥居が見えてくる。
鳥居扁額には「式内 手見神社」

鳥居をくぐり、苔むした階段を上ると、
昼でも暗い、鬱蒼とした林の中に。
蒼と褐のコントラストが美しい境内がある。
ただ、これは見る側の感性・気分によるもので、
普通に見れば、単に古い神社でしかないのだが、
この時は、心の中で「ほぅ」と嘆息。

創祀年代は不詳。
一説には、大同年間(806〜810)に
山城の松尾神の分霊を勧請したといい、
当社の社領は、松尾大社の荘園であったとも。

よって当社は酒造の神として信仰が篤い。

鎮座地は、もとは背後の山上(あるいは中腹)にあったが、
参詣の便が悪いため、いつのころか不明だが、
山下に遷座したらしい。

社殿の後方に覆屋というか屋根が設置され、
その中に本殿がある。
昔の資料では、この覆いがなく、屋根のフォルムが美しいのだが、
維持のためにはやむを得ないのだろう。

本殿の扉には、二葉の葵の紋が付いていた。
松尾社であったのだからこれが神紋だと思う。
ただし、賽銭箱に何かの紋が付いていたが破損のため、特定が難しい。
三方向に剣が突き出た形は、剣片喰か剣葵だと思われるが。


境内入口

鳥居扁額

参道の階段

境内

社殿

本殿の覆い

本殿

本殿


【 手見神社 (鳥取市)(印刷用ページ) 】

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