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伊加麻志神社
いかましじんじゃ
静岡県伊豆市堀切字益山763  Zenrin Data Com Maps display !!


五三の桐

式内社 伊豆國田方郡 伊加麻志神社
旧村社

御祭神
事代主命

静岡県伊豆市にある。
伊豆箱根鉄道・大仁駅から、西北西に直線で3Kmにある
益山の頂上にある。

大仁駅から西へ、狩野川を渡り、
山田川を遡り、小山田川を遡って、さらに西へ。
山田付近で、伊加麻洞川に沿って北上。
狭い山道を登ると、山頂に到着する。

山頂には、養伽山益山寺という寺がある。
お堂の前には、立派な大銀杏と大楓の木があり、
その前を右手に進むと、当社・伊加麻志神社境内がある。

参道を進むと、鳥居があり、
鳥居の左右には、新しい狛犬。
鳥居をくぐり、階段を登ると社殿がある。

参拝は、年末大晦日の早朝。
沼津のホテルを日の出前に出て、
益山への登り口に付いた時に、
ようやく少し明るくなって来た頃。

年末年始の神社は、
新しい注連縄や正月飾り、門松などがそえられて
どこも、晴れやかな感じがするなぁ、
と考えながら参拝した。

山頂にある、養伽山益山寺の名前は、
一説によると、当社社号の「伊加麻志」から
「伊加→養伽」、「麻志→益」となったらしい。

創祀年代は不詳。

式内社・伊加麻志に比定されている古社。
『伊豆國神階帳』に「従四位上 高山の明神」とある神社。

社号の「伊加麻志」は、
益山の近くに、加麻ガ洞という谷があることから付けられたとも
駿河国の伊河麻神社を祀っていた人々が
当地に移り住んで、氏神として祀ったとも考えられている。
あるいは、「伊加」という語が「神聖な」という意味であるとも。

また、益山の名は、猿山(ましやま)からの
転訛であるという説もあるようで、
結局、なにがなにやら、という感じだ。

明治までは、三島神社と称していたことから
現在の祭神は、事代主命だが、
多くの資料では、祭神不詳。
『静岡縣神社誌』には三島大社の御子神とある。

社殿の左手に、小さな石祠が二つあるが
詳細は不明。
当社別殿に山神社と秋葉神社があるらしいが、
この二社だろうか。

社殿の中には、桐紋の幕が張られていたので
一応、当社の神紋として桐紋を掲載しておいた。
益山寺の寺紋が、どうやら桐紋と三つ巴紋のようなので
その影響なのかもしれない。


養伽山益山寺

養伽山益山寺観音堂

大銀杏と大楓

境内

社殿

社殿

社殿


【 伊加麻志神社 (伊豆市)(印刷用ページ) 】

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