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楢本神社
ならもとじんじゃ
石川県白山市宮丸町1  Zenrin Data Com Maps display !!


抱き鬼柏

式内社 加賀國石川郡 楢本神社
旧県社

御祭神
伊弉冉尊
合祀
菅原道真 応神天皇 少彦名命 底筒男命 中筒男命 上筒男命

石川県白山市宮丸。
JR加賀笠間駅から、西に2Km、JR松任駅から、南西に2Km、
国道8号線から松任駅へ向う道の分岐点近くにある。
道路に平行に境内があり、鳥居は西向き。

昔は、南に1Kmの大久保宮にあったが、
手取川氾濫のため、現在地に遷座したという。

楢本神社の論社は、三社あり、距離も近い。

楢本神社(下柏野) 楢本神社(上柏野) 楢本神社(宮丸)


明治には論争があり、特に下柏野と宮丸は、激しく争った。
困惑した石川県は、占いによって神慮を伺うこととしたそうだ。

現在は、数Km南を流れている大河・手取川だが、
昔、このあたりは、その流域地帯であったらしく、
度々の氾濫によって、町々の離散廃滅が甚だしかった。
そういう事情によって、楢本神社も遷座・分祀を繰り返し、
複数の論社が生まれることになったのだろう。

当社は、その三社の中で、一番広い境内を持ち、
社格も、もっとも高い県社となった。
地元の政治家の力によるものであるとか、いろいろと非難があったようだ。

古来、大久保宮と称し、天武天皇四年の創立と伝えられ、
歴代藩主から尊崇された古社。
子安観音と習合し、民衆の信仰が深かった神社。

宮丸地内には、梅ノ木を植えてはならないという禁忌がある。
祭神が、梅ノ木によって眼をつきさされたという伝承があるのだ。
では、菅原道真を合祀しているのは、変じゃないか。

社殿の扉や、神馬像に、抱き鬼柏の紋があった。
鬼というのは、葉の周囲がギザギザとしたものをさす。


鳥居

境内

参道

拝殿

神馬像

狛犬

本殿

狛犬


【 楢本神社 (宮丸)(印刷用ページ) 】

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