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表門神社
うわとじんじゃ
山梨県甲府市白井町1  Zenrin Data Com Maps display !!



式内社 甲斐國八代郡 表門神社
旧村社

御祭神
木花開耶姫命 建御名方命

山梨県甲府市にある。
甲府駅の南東7Kmほどの白井町に鎮座。
道路行程では10Kmほどの位置になる。

358号線を南下して笛吹川を渡り東へ。
地図で確認すると、中央道の境川P.A.の北になる。
畑の中の林なので、遠くからでも良くわかる。

参拝は十一月の三日。
ちょうど、当社の例祭の日にあたり、
境内では、揃いの法被を着た方々が祭典(の後始末?)の最中。
邪魔にならないように、参拝開始。

境内は林の中にあり、
林へ続く参道の入口に社号標があり、
参道中ほどに鳥居。
鳥居の右脇には「古き塚うしろにおきて表門さん」と刻まれた石碑。

境内に入ると、すぐにわかるが、
社殿(拝殿)の後方に丘のような塚があり
塚の上に本殿があるのだ。

塚の下、拝殿の右側に「金碧神」と刻まれた石碑が祀られ
塚上に登る階段の脇には、小さな石祠がある。
石祠の前には赤い鳥居が立っているので
稲荷神を祀っているのかもしれない。

社号標に刻まれた由緒によると
天文十一年(1542)室町時代の創立。
ただし『式内社調査報告』には、雄略天皇十三年の創立とある。

社後方に、祭神に関わる高貴婦人を葬する丘があるという。
貞観六年、富士山焼崩のみぎり、諸祈願奉幣あり。

社号が表門神社ということで、
当社を式内社・表門神社とする説があるようだが
『式内社調査報告』では比定されている。

社号標由緒によると、
元は諏訪社の分祀であったものが
いつの頃か八乙女権現・八乙女神社と称するようになったらしい。

『山梨県神社誌』には、
永暦二年、社殿を造営し、岩戸より八乙女権現を
古諏訪より土神・諏訪明神を遷祀したとある。

拝殿の幕には、桜紋が染められていた。
木花開耶姫命が祭神なので、桜紋が当社の神紋なのだろうと思う。
ただし『全国神社名鑑』には三つ葉葵と記されている。


社域

鳥居

境内

拝殿と後方の塚



金碧神

階段上に本殿

本殿

祭神は木華開耶姫 建御名方命を祀る本社は一に八乙女権現と言ふ
天文十一年創立、氏子約百三十戸
本社の主社はもと上下諏訪両社にて、これ何れの時には八乙女神社社中に遷し
祀りしものなるべし 今も古諏訪といふ処あり昔は毎年七月二十一日西郡今諏訪
村へ御幸あり一宿して翌日還幸す往返とも中郡の成島村八幡宮林中に休憩す
といふ

−社号標側面より−



【 表門神社 (甲府市)(印刷用ページ) 】

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