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清水神社
しみずじんじゃ
長野県千曲市大字力石字西沖30−1  Zenrin Data Com Maps display !!

式内社 信濃國更級郡 清水神社
旧村社

御祭神
豊受姫命 崇徳天皇 健御名方命

長野県千曲市にある。
しなの鉄道・坂城駅の西2Kmほど、
上山田戸倉温泉街から南東に3Kmほどの力石に鎮座。
77号線(長野上田線)の力石交差点の側に、
道路に面して東向きの境内がある。

入口鳥居の右横に「式内 清水神社」と刻まれた社号標。
鳥居の左手には、「千曲市指定文化財 力石さま」と書かれた案内があり、
その前に2つの石が祀られていた。
当社は「力石さま」と呼ばれているようだが、
この石が、その由来だろうか。

参拝は二月の休日。
境内は雪で真っ白になっており、
参道には足跡も無い。
参道中央は、雪も少ないのだが
境内の隅に行くと、ズボッと足首まで埋まってしまう。
そんな日の参拝。

参道正面に拝殿があり、
拝殿の後方に、本殿を納めた覆屋がある。

残念ながら、当社の創祀や由緒に関する資料は未入手。
もともとは隣村新山村八頭山の麓に
氷清水と称する冷泉湧出する水口に豊受姫命を祀ったものらしい。

社号標にあるように
式内社・清水神社の論社を主張しているようだ。

だが『式内社調査報告』には、当社の名前は記されておらず、
長野市内の三社の記述のみ。
当社は、論社として有力ではないのかもしれない。

祭神に、崇徳天皇が含まれていることは興味深い。
関東方面では、金刀比羅宮の祭神として、崇徳天皇単独、
あるいは大物主神と合祭される場合が多い。
当社も金刀比羅宮を合祀したのかもしれない。

覆屋の左手には、枯れた御神木。
本殿の後方には、石祠と墓が混在していた。

拝殿の左側に、ひっそりと
「菅公千年祭紀念之碑」という石碑が建っていた。
菅公とは、菅原道真のことだが、当社祭神には含まれていない。
境内社の中に天満宮が含まれているのだろうか。


社前の石

鳥居と式内社号標

雪の境内

神木と本殿覆屋

拝殿

拝殿扁額

本殿背後


【 清水神社 (千曲市)(印刷用ページ) 】

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