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武水別神社
たけみずわけじんじゃ
長野県千曲市大字八幡3012  Zenrin Data Com Maps display !!


三つ巴

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式内社 信濃國更級郡 武水別神社 名神大
旧県社

御祭神
武水別大神
配祀 誉田別命 息長帶比賣命 比咩大神

長野県千曲市(旧更埴市)八幡にある。
JR姨捨駅の北東2Kmほど、千曲川の西岸に鎮座している。

南から道路を北上すると、正面に大鳥居がある。
道路は、大鳥居から西へ少し湾曲して北上する。

境内は、内境内と外境内に別れており、大鳥居をくぐると、外境内。
参道を進み、参道の鳥居をくぐると、内境内となる。

孝元天皇の御代の鎮座と伝えられている。

別名を更級八幡宮といい、鎮座地も八幡。
石清水八幡から勧請された八幡三神が、相殿に祀られている。

主祭神は、武水別大神
「たけみずわけ」と読むが、本によっては「たけみくまり」ともある。
千曲川の水神を祀ったものだろう。

木曾義仲が、横田河原の合戦の戦勝祈願をし、勝利のお礼に水田を奉納。
収穫された米で餅を作り、参拝客へ授けられる。

休日の境内は参拝客が多く、特に車の祓いに来る人が多いようだ。
社殿の前に、ずらっと車が並び、順番待ちをしていた。

外境内にある茶屋で、うづら餅を食べながらお茶を飲む。
普通の餅だが、こういう場所で食べると、なんとなく美味。

境内は広々としていて、明るい雰囲気。


大鳥居

境内入口

境内

外境内の北上する参道の右手に駐車場。
左手に境内社と茶屋が並んでいる。
摂社高良社の本殿は、長野県指定の文化財のようだ。


御神輿休御屋
高良社
高良社


長野県宝
 武水別神社摂社高良社本殿一棟

一、指定年月日 昭和五十年七月二十一日
二、指定理由
この建造物は室町時代後期の特色を示す 神社建築として貴重なものである。
三、説明
高良社本殿は一間社流造の系統に属する もので建築様式から見て室町時代後期 十六世紀ごろ建てられた建築と考えられ る。ふつうの流造に見られる周囲の廻縁や 階段は省略され 正面に小さな縁をつける のみで いはゆる見世棚造に類する形式で ある。主屋の桂上の組物に舟肘木に用い 軒の垂木を省略して板のみで屋根を支えて いるなどは略式な手法であるが側面の妻 飾に太瓶束と扠首組を併用しているのは珍 らしい手法である 頭貫の先端の絵様や虹 梁に彫りこまれた文様に室町時代後期の特 色が見られ その上建築当初の主要部分が よく保存されている点 貴重な建築物である。

−境内案内−


鳥居をくぐると、内境内。
社殿の周囲には多くの境内社が並んでおり、
数羽の鶏が徘徊している。

本殿の前にある社殿が、拝殿だろうか。
参拝客は、みな本殿の前で参拝しているし、
お祓いも、本殿に上がりこんで行っている様子。


参道の鳥居

舞殿

さざれ石

拝殿

本殿

参道の秋葉社

疱瘡社、神武天皇社、酒造祖社

滝壺の石

境内の鶏

八剱社

天穂日命宿祢社

目洗石



本殿後方から

駒形社、荒神社、
天神七代、地神五代、
天神社、子安社

その他の境内社

鬼瓦に三巴紋

本殿に龍の彫刻

武水別神社御由緒

御祭神
 主祭神武水別大神たけみずわけのおおかみ
 相殿誉田別命
息長足比売命
比咩大神
ほんだわけのみこと
おきながたらしひめのみこと
ひめおおかみ

三大祭
 祈年祭三月十五日
 例大祭九月十五日
 新嘗祭十二月十二日

御由緒
   社伝によると、武水別大神は第八代孝元天皇 の御代に御鎮斎と伝えられており、善光寺平の 五穀豊饒と千曲川の氾濫防止とを祈念して祀ら れました。十二月の大頭祭(新嘗祭)は、御神徳 に対し氏子民が感謝の誠を捧げる、この地方 最大の祭典であります。
 八幡三神は、安和年間に京都石清水八幡宮 より勧請され、相殿に奉斎されました。誉田別 命は応神天皇、息長足比売命は応神天皇の御母 君の神功皇后のことであり、比咩大神とは 田心姫湍津姫市杵嶋姫の三女神の総称で 国家鎮護、航海・交通安全の守護神と仰がれて おります。

−境内案内−



【 武水別神社(印刷用ページ) 】

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