![]() |
|
|
六所神社
ろくしょじんじゃ
山形県酒田市市条字八森13

|
|
山形県酒田市にある。
本楯駅の東へ4Kmほど、荒瀬川の南の八森自然公園のそば。
八幡神社の脇の道を東へ入り、少し南下する狭い道のそばに、入口。
奥に赤い両部鳥居。
その奥には、一直線に狭くて急な階段が続き、上が見えない場所。
参拝した時期は、東北地方に前線が停滞し、長雨のため、
土砂がゆるんでいた様で、道路にも、参道にも泥が流出。
近所の方々が、道路の土砂を取り除く作業をしていた。
参道の土砂に注意しながら、階段を上ったが、
油断すると、ズブズブと靴が泥に埋もれてしまう。
土砂の部分を通過して、安心していると、今度は滑る。
濡れた石の階段がズルズルと滑るため、一歩一歩確認しながら上ると。
いつの間にか、階段が終わり、境内に到着していた。
左に参道を折れ、さらに右へ進むと木々の間に社殿が鎮座している。
由緒等の詳細は不明。
一説に、天正六年四月の創祀という。
『神道事典』には、当社を出羽国総社ではないかと記されている。
南北朝の南朝の時代に、この附近に国府が置かれていたこと。
各地の六所神社が、総社を意味する場合が多々あることが理由だろう。
ただし、山形には、六所神社と称する神社が複数存在するので、
単に、六柱の神々を祭った神社である可能性も高いと思う。
現在の祭神も、配祀を含めて六柱。
丹生都比賣命が加わっているのが特徴といえるだろう。
上りは足元を注意しながら登ったが、さすがに下りはビビリながら下った。
濡れていなければ、駆け下りることも可能だろうが。
ようやく、下りきってホッとしていると、
また、土砂に埋もれ、靴はドロドロになってしまった。
入口に、道路に沿って小川があり、
小川の水に浸かり、泥を落とす。
迷った神社は印象に残るが、ビビッた神社は、なぜか好きになるのだ。
参道入口 ![]() | 参道の狭くて急な階段 ![]() | 鳥居 ![]() |
境内 |
![]() |
拝殿 ![]() | 本殿 ![]() |
参拝後、長く急な階段を下る |
![]() |
【 六所神社 (酒田市市条)(印刷用ページ) 】
