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日置神社
ひおきじんじゃ
富山県中新川郡立山町利田日置104
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富山県立山町にある。
立山町の中心・五百石駅の西2Kmほどの日置に鎮座。
北陸自動車道の高架を越えて北へ少しの場所。
道路わきから少し西へ参道が続き、畑地の中にオアシスのような境内。
そこだけ、木が高いのだ。
境内は東向きで、社殿も東向き。
拝殿は、富山に多い、ガラス囲い。
創立年代は不詳。
社記によると、元明天皇の和銅二年、
近江国高島郡の日置部の裔・日置部廣人という人が
当地に至って氏神である忌部の祖を祀ったという。
また、常願寺川の沿岸にあるため、度々水難にあい、
三度の遷宮を経て現社地に鎮座したらしい。
祭神は、現在、天太玉命とされている。
ただし、資料によって、祭神はバラバラ。
祭神不詳、大山守命、高魂命など。
日置神社の社号に関して、
江戸時代、日中にある日置神社と争いとなり、
その結果、当社を沖の御前、日中の社を国常立社としたという。
その後、双方和解の上、両社とも日置神社と改称された。
当社社域は往時、広大で、粟茸が多く生えていた。
村人は、それを盗んで食べていた。
村一番の正直者・甚右衛門が、粟茸を盗んだところ
神霊が甚右衛門にのりうつり、その言行から、
村人は、盗みを改心し、改めたという。
拝殿の屋根には、桜の神紋がかざられていた。
立地から考えると、氏子の数はそれほど多いわけではないだろうが、
大切に維持されていることは、境内の隅々から伝わってくる。
社域 |
鳥居 | 社殿 |
社殿 |
本殿 | 拝殿扁額 | 本殿 |
【 日置神社 (立山町日置)(印刷用ページ) 】