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小川神社
おがわじんじゃ
長野県上水内郡小川村大字小根山6862
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長野県の小川村にある。
小川村役場から西へ1.5Kmほどの小根山に鎮座。
31号線の南に、鎮守の森のような境内がある。
境内入口は南側。
商店のような建物の間に、褐色の鳥居が建っており、
参道を進むと広い境内。
参道正面に黒い屋根の拝殿があり、
左手に赤い屋根の御射山神社がある。
拝殿の後方に、背の高い本殿覆屋があり、
内部に流造の本殿がある。
覆屋側面の窓の部分がガラスになっており本殿が見えるのだが
写真ではうまく撮影できなかった。
良く見ると、本殿屋根の後方部分が、覆屋からはみ出ている。
創祀年代は不祥。
社伝によると、祭神・健御名方命が出雲での武甕槌命との戦いに敗れ、
母神・沼河比売命の郷里・糸魚川を経て信濃を開拓。
母神への往来(糸魚川街道)の要衝である当地に
村民が、その徳を慕って奉斎したという。
継体天皇の皇子・兎王の後裔、酒人公は
天武天皇十三年(684)冬十月、眞人の姓を賜い、
その一族が当地に来て、布留山(古山、当社背後の山)に居を定めた。
清和天皇の頃、この地を小川の荘と称したので、
酒人小川眞人と称して、当社を篤く崇敬した。
後、小川氏となり、小川左衛門貞綱の頃大いに栄え、大社となった。
式内社・小川神社に比定されている古社。
瀬戸川の同名社を奥宮、当社を里宮と考えられるが、
現在、それぞれの小川神社は独立した神社となっている。
明治六年村社に列し、大正九年郷社に昇格した。
当社の西、31号線の北側に「小根山の大杉」という
杉の神木があるらしいのだが、確認を忘れた。
境内社・御射山神社の旧社地にあり、
樹高33メートル、目通り5.9メートルの巨木らしいのだが
周囲の山々にも木々が多く、気付かなかった。
境内 |
御射山神社 | 拝殿 |
本殿覆屋 | 本殿覆屋 |
御射山神社後方の磐 | 境内社 |
【 小川神社 (小川村小根山)(印刷用ページ) 】