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筥崎宮
はこざきぐう
福岡県福岡市東区箱崎1−22−1
跡たれて 幾世経ぬらむ 筥崎の標の松も神さびにけり
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式内社 筑前國那珂郡 八幡大菩薩筥崎宮 名神大 |
福岡県庁の近く。
砂浜に赤い鳥居があり、3号線そばに大鳥居。
そこから1Km近くの長い参道が続く。
境内には、応神天皇の御胞衣を箱に入れて、白砂青松の地に植え、
松を植えたといわれる、その筥松があり、御神木となっている。
天平宝字三年(759)創建説があるが、
現在は、延長元年(923)筑前穂波郡の大分宮から
移転されたと考えられているらしい。
延喜二十年(921)託宣が下り、大分宮では三悪があるため、
延長元年(923)頓宮のあった筥崎に新宮が営まれたという。
三悪とは、
・節会に参来する府官人が、行路にある伯母竈門宮に不敬。
・険阻な山越えのため、饗応の郡司百姓が苦しんでいる。
・放生会は海上で行われるべきで山間の大分宮では不適当。
当社の元社と考えられる筑前穂波郡の大分宮は
現在の福岡県飯塚市大分鎮座の大分八幡宮である。
参拝は楼門で行う。境内には鳩が多い。
楼門に「敵国降伏」という額がかかっている。
社殿の東西に、東末社と西末社がある。
東末社には、池島殿・武内社・乙子殿・住吉殿・稲荷社。
西末社には、龍王社・若宮殿・仲哀殿・厳島殿・民潤社。
砂浜の鳥居 | 国道側の鳥居 |
大鳥居 |
重文の一之鳥居 | 重文の一之鳥居 |
境内 |
楼門 | 筥松 |
楼門 |
東末社 | 西末社 |
駅側入口 | 駅側参道 |
旧官幣大社、現別表神社 福岡県東区箱崎町。筥崎八幡宮ともいう。博多湾に臨み玄界灘に面している。歌名所千代の松原に建つ。祭神応神天皇誕生の際胞衣を筥に納めてこの地に埋め、しるしの松を植えて標松・筥社と呼び、箱崎の地名となった。天皇のほか神功皇后・玉依姫命を祀る。
−『神社辞典』− |
【 筥崎宮(印刷用ページ) 】