[HOME]  >  [神社記憶]  >  [四国地方]  >
メニューを表示する 表示用ページ


武大神社
たけおじんじゃ
徳島県三好市井川町井内西1042  Zenrin Data Com Maps display !!


丸に卍

式内社 阿波國美馬郡 弥都波能賣神社
式内社 阿波國美馬郡 田寸神社
旧村社

御祭神
主神 素盞嗚命
相殿 稻田姫命 八氣蛇猛命

徳島県井川町(現三好市)にある。
吉野川に近いJR辻駅から、井内谷川に沿って、
南へ4Kmほど進んだ突き当たりに鎮座。

階段の上に鳥居があり、扁額には「村社武大神社」と刻まれている。

境内に入ると、少し狭い広場があり、
その奥に、斜めに社殿。
社殿は川に面して立っている。
拝殿の後方に、入母屋造の本殿。

当社から、南へ井内谷川に沿って200mほどの場所に
馬岡新田神社が鎮座している。

創祀年代は不詳。

通称は瀧宮、井内谷瀧宮とも呼ばれた神社。
瀧(タキ)の名からか、式内・田寸神社の論社である。

また、式内・弥都波能賣神社の論社でもある。
罔象女神は、伊邪那美命迦具土神出産による
火傷で死ぬ時にした尿。尿に象徴される水の神である。
同時に出した糞に象徴される土の神は、埴山姫命であるが、
阿波の式内社・波尓移麻比祢神社に比定されている馬岡新田神社は、
当社の南200mと、非常に近い位置にある。

当社武大神社と、馬岡新田神社、
そして馬岡新田神社境内にある八幡神社をあわせ
三社の森と呼ばれているらしい。

『井内谷村誌』に当社の神宝に関する伝承が載っているらしい。
「瀧の宮の神宝は麻桶に入れたる只一筋の毛なり。
神慮穏やかならざる時は数岐に烈けわれて延びはびこり、
麻桶の蓋を突き上げて外に余ること夥し、
神意静なれば毛一筋なり」


不思議な毛を祀る神社なのだ。

ところで、相殿に祀る八氣蛇猛命とは何だろうか。

本殿の屋根や扉には、卍紋が見られた。
卍紋は、徳島藩主蜂須賀氏の家紋。
神紋なのかどうかは不明。

境内に、古墳のような感じの境内社があるが、
資料には、境内に古墳があるとは書かれていない。
なんだろう。


鳥居

境内

社殿

本殿

本殿

社前の井内谷川

古墳のような境内社


【 武大神社 (三好市)(印刷用ページ) 】

ボーダー




no index