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建布都神社
たけふつじんじゃ
徳島県阿波市土成町郡字建布都569  Zenrin Data Com Maps display !!

西宮神社

三つ蔓柏

建布都神社

違い剣

式内社 阿波國阿波郡 建布都神社
旧村社

御祭神
西宮神社事代主命
建布都神社武甕槌神 經津主神

徳島県阿波市(旧土成町)にある。
吉野川の北岸、阿波中央橋の北西2Kmの土成町郡に鎮座。

周囲は田で、農道の先に木々の茂った社域が見える。
ただ、境内にはあまり木が無いようだ。

境内には、「郡農村集落多目的共同利用施設」という
長い名前だが小さな施設があり、
その施設の右手に、新しい社殿。
後方、垣の中に本殿がある。

当社は、西宮神社と建布都神社を、
平成十二年(2000年)に合体させた神社なので、
社殿も新しいのだろうか。
合体以前の両社の住所を見ると、
当地には、建布都神社があったようだ。

西宮神社は、郡字西宮735に鎮座していたものと思われるが、
中古、城主原田大和守孫四郎が出雲大社より
事代主命の分霊を勧請したと伝えられている。

建布都神社の創建は不詳。
式内論社の一つで、杉尾社とも呼ばれていた神社。
15世紀には、すでに荒廃していたらしく、
領主・原田大和守が社殿を修復したが、
細川三好の兵乱、長曾我部の兵火にかかり、
森林の小祠となってしまったという。

天正十四年(1586)。
太守家正が国内巡検の際に、
「この神は、いかなる神か」と問うたところ、
武神であるから、八幡宮であるという答えがあり、
以後、北八幡宮とも呼ばれるようになったという。

現在の祭神は、武甕槌神經津主神だが、
社名から、建布都神と見る方が自然。
建布都神は、奈良の石上神宮祭神と同じく、
武甕槌神の帯びていた霊剣で、八幡宮ではないが、
武神であることに間違いはない。

拝殿の中の幟には、西宮神社と建布都神社の社号が併記されている。
その幟によると、西宮神社が柏紋、建布都神社が剣紋。
拝殿の屋根には、西宮神社の柏紋が付けられ、
本殿の屋根には、建布都神社の剣紋が付けられていた。


社域

境内入口

社殿

境内

拝殿扁額

本殿

拝殿内


【 建布都神社 (阿波市郡)(印刷用ページ) 】

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