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清水神社
しみずじんじゃ
長野県長野市信更町三水氷山1264−1  Zenrin Data Com Maps display !!


鎌卍

式内社 信濃國更級郡 清水神社
旧村社

御祭神
天手力男命
配祀 天思兼命 天表春命

長野県長野市にある。
稲荷山駅の北西8Kmほどの信更町三水に鎮座。
70号線をひたすらに進むと、道の南側に境内がある。

道に面して石垣があり、その中央に入口。
数段の階段を上ると、赤い鳥居が立っているが
入口には「関係者以外 立入禁止」という看板が立てられていた。
どうやら境内で、土砂の流出防止のための山腹修繕工事が行われているらしい。

参拝は五月五日の休日で、工事は中止されているようなので、参拝開始。

鳥居の右手には「延喜式内清水神社」と刻まれた社号標があり、
消えかかっていたが、鳥居の扁額にも同じ文字。

階段を上ると、中ほどの傍らに、いびつな形の石が置かれていた。
よく見ると、摩耗した狛犬の頭だった。
かなり古いもののようだが、よく見ないとわからない。

さらに階段を上ると境内。
境内右手に社殿があり、左手の斜面は工事中。
その奥には、多くの境内社が並んでいたが、詳細は分からない。

創祀年代は不祥。

社伝によると、
上古、任那からの帰化した都怒賀阿羅斯比人の後裔で、
清水首の租が当地を開拓し、道を造り、久米路の橋を渡して
当地の市駅を興した功により、当地の名を以って清水首の姓氏を賜った。

その清水首の租が、手力男命を崇敬し勧請したという。

往古は氷山大神と称して、清水の郷七ケ村の惣社として
社領社域は広大であったが、戦乱により荒廃し、
弘化四年(1847)の震災によって古記録・宝物が散逸した。

式内社・清水神社の論社のひとつ。

当社周囲には清水が湧出し、よって清水と称していたが
いつしか、清水が「左美都」と訛り、かつ3か所の清水があることから
地名は、三水と変化したらしい。

社殿の屋根や、拝殿内部の幕に「鎌卍」の神紋が付けられていた。
主祭神は戸隠神社奥社天手力男命
配祀に戸隠神社中社天八意思兼命と、戸隠神社宝光社天表春命を祀っており
戸隠神社と深い関係にあったのだろうと想像できる。


社域

鳥居

社頭

参道階段

参道の石(狛犬の頭)

境内

境内社殿

拝殿

拝殿内部

境内右手の末社群

社殿横から

社殿

境内から参道


【 清水神社 (信更町三水)(印刷用ページ) 】

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