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肥長比売命 |
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肥長比売命
ひながひめのみこと
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ひながひめのみこと
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- 出雲の肥河の精霊である蛇神。肥河のナーガということだろうか。
- 第十一代・垂仁天皇の御子・本牟智和気命は、大人になっても口がきけず、
空を飛ぶ鳥を見て「ああああ」というばかりだった。
天皇は山辺之大鶙に鵠を捕えるように命じ、因幡から尾張まで追っても捕まらず、越の国でやっと捕え、献上することができた。
だが、それでも本牟智和気命は声を出せず、はじめて唖であることがわかった。
- ある日、垂仁天皇の夢占いに、出雲大社に参詣せよとあり、
霊験はあらたかで、参詣の帰り道、肥河の仮宮にて口がきけるようになった。
- 肥河の檳榔の長穂宮で、本牟智和気命は肥長比売と同衾された。
ところがよく見ると、肥長比売は蛇であったので、本牟智和気命は驚き慌て逃げ帰った。
【 肥長比売命:玄松子の祭神記 】