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一言主神 |
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一言主神
ひとことぬしのかみ
別名
一事主神:ひとことぬしのかみ
一語主神:ひとことぬしのかみ
葛木一言主神:かつらぎのひとことぬしのかみ
言離神:ことさかのかみ
……
ひとことぬしのかみ
別名
一事主神:ひとことぬしのかみ
一語主神:ひとことぬしのかみ
葛木一言主神:かつらぎのひとことぬしのかみ
言離神:ことさかのかみ
……
- 言霊・託宣の神。同じく託宣の神である事代主神と混同される場合がある。
- 『古事記』によると、雄略天皇が葛城山に登ったとき、天皇の行列と全く同じ装束の一行に出会った。
天皇が怒って矢をつがえると相手も矢をつがえた。
そこで天皇が名のりを求めると「悪事も一言、善言も一言で言い離つ神、一言主神である」と名のった。
天皇は畏怖して、矢や弓、百官の衣服を脱がせて神に献上し、神は長谷の山口まで天皇を見送った。
- 『日本書紀』では話の発端が天皇の狩りである。一事主神は長身でかつ天皇と同じ姿であった。
狩りに際しては双方とも譲り合いの精神で行なわれ、百姓は雄略天皇を有徳の天皇と讃えたとある。
- 上記の話から、天皇が葛城山の地方神(あるいはその神を奉齋する人々)に屈した、あるいは近づいたと思われる。
- 言離神(ことさかのかみ)ともいい、事解男神(ことさかのおのかみ)と似た神なのだろうか。
……
- 『日本霊異記』では、役の行者が多くの鬼神に金峯山と葛城山との間に橋を渡せと命じたとき、
一言主神が人にのり移って讒言したので天皇は役の行者を捕らえて伊豆に流した。
一言主神は、後に役の行者に呪縛されて今に至るまで解脱できないとある。 - 『続日本紀』天平宝字八年(764)には、雄略天皇と狩りで争って邪魔をしたので、土佐に流罪にしたという話がある。
- 上記の話から、没落した葛城山の地方神とも思われる。
一言主神 を祀る神社
(玄松子が参拝した神社のみ)
(玄松子が参拝した神社のみ)
葛城一言主神社 | 奈良県御所市大字森脇字角田432 | |
土佐神社 | 高知県高知市一宮2499 | |
東鴨神社 | 香川県坂出市加茂町992 | |
二王子神社 | 新潟県新発田市田貝2010 | |
清瀧神社 | 福井県大野市清瀧124−15 | |
神神社 | 静岡県藤枝市岡部町三輪字杉本1290 | |
恵那神社 | 岐阜県中津川市中津川字正ヶ根3786−1 | |
多度大社 境内 一拳社 | 三重県桑名市多度町多度1681 | |
春日大社 境内 葛城神社・一言主神社 | 奈良県奈良市春日野町160 |
【 一言主神:玄松子の祭神記 】