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久延毘古神
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久延毘古神
くえびこのかみ

別名
久氐比古:くてひこ
……
  • 知恵の神。知識の神。久延毘古は案山子のことで、クエは崩ゆの活用形。 雨風にさらされて朽ち果てるものということである。

  • 大国主神が出雲の美保崎にいるとき、波の間に間に、小さな神が乗った羅摩船が近づいてくるのをみつけた、 供の神達に何者かと問われたが、誰もわからない。そこへ多邇具久(ひきがえる)が進みいで「きっと久延毘古が知っているだろう」と言った。 久延毘古神を呼んで聞いたところ、「この神は神産巣日神の御子少名毘古那神である」と答えた。 そして神産巣日神の言葉によって大国主神と少名毘古那神は兄弟の契りを結び、国作り国堅めをされた。

  • 久延毘古は今に山田の曾富騰(そほど)という者なり。この神は足は行かねども、天下の事を盡に知れる神になもありけり」とある。
    曾富騰とは、雨に濡れそぼつという意味。

久延毘古神 を祀る神社
(玄松子が参拝した神社のみ)

久延彦神社奈良県桜井市大字三輪字若宮山
久氐比古神社石川県鹿島郡中能登町久江ヘ66
雨宮坐日吉神社長野県千曲市雨宮1
守田神社長野県長野市七二会字守田乙2769
御杖神社 境内 藪中神社奈良県宇陀郡御杖村神末1020

【 久延毘古神:玄松子の祭神記 】

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