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杏葉 ぎょうよう
丸に抱き花杏葉
鍋島杏葉
大陸伝来の装飾的な馬具を図案化した紋。
単独ではおさまりにくいため、通常、抱き形となっている。茗荷紋と似ているが、 葉脈の筋、先端に花房がない。『大要抄』には、鎌倉時代のはじめ、 観修寺家が車紋として用いたことが記されている。家紋としたのは、 閑院家と中御門家で、室町時代にはそれを用いるものが増えた。 江戸時代には、大友氏の一族のほか、旗本の十余家が家紋としている。
公家では閑院家・中御門家。武家では九州の大友氏の定紋として名高い。
−参考文献
日本「家紋由来」総覧
−
使用神社の例
(玄松子が参拝し確認したもの)
高野神社
岡山県津山市二宮601
與止日女神社
佐賀県佐賀市大和町大字川上1
佐嘉神社
佐賀県佐賀市松原2−10−43
【 杏葉紋 (ぎょうよう) 】
天文・地文
雲紋……くも
月紋……つき
月星紋……つきほし
波紋……なみ
山紋……やま
日紋……ひ
星紋……ほし
植物
葵紋……あおい
麻の葉紋……あさのは
菖蒲紋……あやめ
粟紋……あわ
銀杏紋……いちょう
稲紋……いね
梅紋……うめ
瓜紋……うり
沢瀉紋……おもだか
梶紋……かじ
樫の葉紋……かしのは
柏紋……かしわ
酢漿草紋……かたばみ
桔梗紋……ききょう
菊紋……きく
桐紋……きり
榊紋……さかき
桜紋……さくら
白樺紋……しらかば
杉紋……すぎ
竹/笹紋……たけ/ささ
橘紋……たちばな
茶の実紋……ちゃのみ
鳥海衾紋……ちょうかいふすま
丁子紋……ちょうじ
蔦紋……つた
梛紋……なぎ
楢紋……なら
蓮紋……はす
瓢紋……ひさご
藤紋……ふじ
牡丹紋……ぼたん
松紋……まつ
茗荷紋……みょうが
紅葉紋……もみじ
桃紋……もも
百合紋……ゆり
李花紋……りか
龍胆紋……りんどう
動物
善知鳥紋……うとう
兎紋……うさぎ
鹿角紋……かづの
亀紋……かめ
烏紋……からす
雁紋……かり
雉紋……きじ
鷺紋……さぎ
白鳥紋……しらとり
鷹の羽紋……たかのは
蝶紋……ちょう
鶴紋……つる
鯰紋……なまず
鼠紋……ねずみ
鳩紋……はと
鳳凰紋……ほうおう
龍紋……りゅう
建造物
井筒/井桁紋……いづつ/いげた
器財
団扇紋……うちわ
扇紋……おうぎ
折敷に三文字紋…おしきにさんもじ
鏡紋……かがみ
鍵紋……かぎ
鎌紋……かま
祇園守紋……ぎおんまもり
杏葉紋……ぎょうよう
釘抜紋……くぎぬき
櫛紋……くし
車紋……くるま
鍬形紋……くわがた
御幣紋……ごへい
地紙紋……じがみ
七宝紋……しっぽう
鈴紋……すず
洲浜紋……すはま
銭紋……ぜに
槌紋……つち
剣紋……つるぎ
弦巻/蛇の目紋…つるまき/じゃのめ
熨斗紋……のし
宝珠紋……ほうじゅ
帆懸船紋……ほかけぶね
鉾紋……ほこ
勾玉紋……まがたま
鞠挟み紋……まりばさみ
弓紋……ゆみ
矢紋……や
槍紋……やり
輪宝紋……りんぽう
文様
鱗紋……うろこ
角紋……かく
唐花紋……からはな
亀甲紋……きっこう
石持ち/輪紋……こくもち/わ
直違/筋違紋……すじかい
巴紋……ともえ
花菱紋……はなびし
引両紋……ひきりょう
菱紋……ひし
人形紋……ひとがた
目結紋……めゆい
木瓜紋……もっこう
輪違い紋……わちがい
文字・図符
安倍晴明判紋…あべせいめいはん
文字紋……もじ
不明
不明…ふめい
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