十二菊

十二八重菊

十六菊

十六八重菊

十六菊菱

半菊に一の字

菊水

菊水

菊に波

三つ割菊に矢

四つ割菊

半菊に
一の字

菊浮線

十六菊中
桔梗

葉付き
十六裏菊

十六弁八重菊
に青

丸に十六弁菊

くずれ菊

十八弁菊

八弁八重菊

八咫鏡に十六菊

十六八重菊菱

丸に十六菊菱

八弁菊


十六裏菊

牡丹野菊

抱葉菊

丸に十六菊

十六菊に花菱

十六八重菊に葵

十六菊


双葉菊花

十四弁葉菊花

三割菊

十四弁菊花

菊菱

十五弁菊花

三割菊

半菊

菊に花菱

八菊花

葉付菊水

菊に桜

十六菊に花菱

菊花心に剣梅鉢
 菊花と菊の葉を図案化した紋。菊は古くから中国において観賞用とされていた。また、延命長寿の薬餌として、九月九日の重陽の祝いの菊酒などにも用いられている。わが国では、古いところで、延暦十六年(七九七)、桓武天皇が和歌をもって菊花を惜しんだことが、古文書に記されている。
 この文様は、平安時代の流行文様で、衣服や甲冑に用いられている。鎌倉時代、後鳥羽上皇が、特に菊を好まれ、その文様を持物に使われ、後宇多法皇を経て、この時代の末に皇室の私的、専用文様とされた。その後、足利尊氏は後醍醐天皇から菊紋を下賜されたという。また豊臣秀吉も菊紋を好んで用いている。
 皇室の紋章であるため、その類似をさけたせいか、その形状や種類は多い。花は表菊と裏菊に分かれ、単弁(二重菊)、複弁(八重菊、五弁から三十六弁まで)、かぶろ菊、乱菊、横見菊、割菊などがある。葉は、違い菊と割菊など。さらに、枝菊、葉菊、青山菊、菊水紋、浮菊など他紋との複合、変化もある。
 菊花紋は、皇室の紋章として著名である。明治二年(一八六九)八月二十四日に、使用に関する太政官布告が出され、皇室は十六弁八重表菊、皇族共通は十四弁一重裏菊となり、各宮家はそれぞれ独自の菊の変形紋を用いることになった。臣籍降下の元皇族方も多くは菊にちなんだ紋を用いている。

 菊水紋。菊と水の流れの文様を転用した紋で、菊紋の一種である。菊水とは延命の瑞祥的意義にもとづくもので、古来中国の伝説にある。
 最初は、菊花三輪を流れに配した、かなり写実的なものであったが、のち花輪をへらして図案化された。ほとんど楠木氏一族が独占する紋で、種類は少ない。花の数で分類すると、一輪(肘張菊水、葉付菊水)と三輪、それに遠雁を添えたものの三種にとどまる。
−参考文献 日本「家紋由来」総覧


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