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松紋 まつ
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松毬付き
左三階松

三本松

荒枝付き
左陰三階松

丸に荒枝付き
三笠松

亀甲に
三階松

三つ松に
晴明判
 松の幹・枝・葉、のちには松毬を図案化したもの。マツ科の常緑喬木で、四季の間、緑を絶やさない。年の初めには門松に用いられる。また、松の齢として、慶賀の意味をもつ。竹・梅とならんで、歳寒三友に数えられる。『群芳譜』は百木の長と名づけ、古くから文芸絵画の素材に、人名、地名に好んで用いられている。それゆえ、平安朝から調度器具の文様として愛用された。『大要抄』によると、日野氏の車に鶴とともに見られるのが初めといわれる。また、『大塔軍記』にも、三本松の紋が記してある。
 家紋としては、出雲の松田丹後守・讃岐の寒川氏・福家氏・飯田氏・羽床氏・新居氏らが、三階松紋を用いている。この松紋は、讃岐地方の諸氏に広く使われていたらしい。江戸時代には、永井氏・西尾氏らが松紋を用いた。また、松尾氏・松田氏などがこの紋を用いたのは、苗字にちなんだものと思われる。旗本では五十余家が松を家紋としているが、これは、苗字に松のつく家が、おおむね紋にしたからである。
−参考文献 日本「家紋由来」総覧

使用神社の例
(玄松子が参拝し確認したもの)

宇留布神社島根県松江市八雲町平原2038
今宮神社京都府京都市北区紫野今宮町21
宮地嶽神社福岡県福津市宮司元町7−1
北野天満宮京都府京都市上京区馬喰町
唐崎神社滋賀県大津市唐崎1−7−1
西奈彌羽黒神社新潟県村上市羽黒町6−16
松下社三重県伊勢市二見町松下1346


【 松紋 (まつ) 】

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