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蜂須神社
はちすじんじゃ
徳島県美馬郡つるぎ町貞光字宮平7
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式内社 阿波國美馬郡 八十子神社 |
徳島県つるぎ町にある。
JR貞光駅から貞光川に沿って7Kmほど南下し、
端山で端山小学校を目指して、川を渡る。
小学校へ続く狭い道から、丘を越える道へ。
丘を越えると、貞光川の側へ出るので、川に沿って歩くと、
川が大きく湾曲した場所の、断崖の麓に境内がある。
境内入口は南向き。
真新しい鳥居と、これも新しい公民館のような拝殿がある。
拝殿の後方、少し離れて、断崖の窪みに身を寄せるように本殿が立つ。
本殿の後方、崖の窪みなどにも幾つかの祠が祀られている。
当社の創建は不詳。
度々の洪水により、記録はほとんど残っていないようだ。
現在の社殿は、少し高い位置にあるが、
古社殿があった場所は、もう少し川に近かったらしい。
「蜂須」の社名は、
背後の断崖に巨大な蜂の巣が見られることから。
現在でも、幾つかの蜂の巣を確認することができる。
だが、式内・八十子神社の論社だから、
あるいは、ヤソコと読む八十子の難しさから
「ハチソコ」などと読まれるようになり、変化したものかもしれない。
(と、思う)
近世には、「蜂須三所大明神」と呼ばれていたという。
社殿には、槌の紋が付いていた。
境内の横を貞光川が、グルッと曲がって流れており、
社殿に立つと、川の流れのパノラマを見渡すことができる。
参拝は、晴れの日の夕方。
透き通る水の流れを眺めていると、
周囲は、静かに暗くなっていた。
境内 | 拝殿 |
断崖の窪みに本殿 |
境内社 | 本殿 | 断崖に大きな蜂の巣 |
社殿からの風景 |
【 蜂須神社 (つるぎ町) 】