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伊加加志神社
いかがしじんじゃ
徳島県吉野川市川島町桑村1635
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徳島県吉野川市川島町にある。
川島庁舎の南1Kmほどの丘の上に鎮座。
吉野川に沿って走る192号線から南に入り、
JR線路を越えた場所。
地図を見てもよくわからず、周囲の道をウロウロと探してしまったが、
長楽寺というお寺の横の道から、社域の森(丘)がすぐ。
参道入口の鳥居の横には、大明神農村公園と書かれた看板があった。
鎮座地の名前を、大明神と呼ぶのだろう。
階段を上ると、鳥居があり、境内がある。
社殿は、上ってきた階段に対して左向き(東向き)。
創祀年代は不詳。
祭神は、社名から伊加賀色許賣命と伊加賀色許雄命。
伊加賀色許賣命は開化天皇の后で、崇神天皇の母。俗称を日命。
当社は明治までは、日命大明神と称していたらしい。
伊加賀色許雄命は、饒速日命六世孫。
現在の鎮座地は、大明神だが、
当地の北、吉野川近くに、伊賀々志という地がある。
もとは、その辺りに鎮座していたようで、
昭和初期まで小さな祠が祀っていたという。
ただ、いつの頃か、吉野川洪水のため、現在地に遷されたと考えられている。
江戸時代の『阿府志』には、
「桑村山ノ麓ニアリ、俗ニ日命大明神、今ハ伊加加志大明神、
野老傳ヘテ曰ク、桑村ノ河邊ニ大竹藪アリ、
ソノ地ヲイカカシト云フ、今ハ川トナリテ、田少シノコレリ、
昔シ是地ヨリ山ノ麓エウツシタリト、ソノ時ヨリ日命ト號ス、
近代、神官イカカシト改ムモノハ舊名ニヨルナリ」
本殿の屋根に、矢筈らしき紋が付けられていた。
当社、あるいは祭神と、矢との関連は未確認だ。
社域 |
階段脇の祠 | 鳥居 | 参道階段 |
階段上の鳥居 | 社殿 |
本殿 | 扁額 | 本殿 |
千度石 | 社日 | 参道階段上から |
【 伊加加志神社 (川島町) 】