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天村雲神社
てんむらくもじんじゃ
徳島県吉野川市山川町流32
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式内社 阿波國麻殖郡 天村雲神伊自波夜比賣神社二座 |
徳島県吉野川市(旧山川町)にある。
JR山瀬駅の南東500mの流に鎮座。
忌部山へ向かう車道から、少し南へ入った場所にあり、
境内入口は西側、境内は南向きなので、横から入る。
道は西側と北側にあり、周囲は民家と田圃。
当社の北側は、雨宮という字だが、当社に由来するものだろう。
境内入口の鳥居脇に、
「式内小祀 忌部神社摂社 牟羅久毛神社」と記された社号標。
拝殿と後方に、小さな本殿が附属している構造だ。
道が狭くて、車を停めるのに苦労した。
拝殿の横に、車一台分のスペースがあるので、
とりあえずそこに停め、撮影後に道に出て、
しばしの間、停車してすばやく境内を撮影した。
創祀年代は不詳。由緒も不詳。
忌部山にある忌部神社の境外摂社であり、
式内社・天村雲神伊自波夜比賣神社二座の論社の一つ。
社名の読みは、『平成祭データ』には、「てんむらくも」とあるが、
同じ式内論社となっている、山川町村雲の同名社は「あめのむらくも」。
『平成祭データ』の誤記かもしれないが、
近くの同名社を区別しているのかもしれない。
祭神は、神名帳にも二座とあるように、
天村雲命と伊自波夜比賣命。
志賀剛によると、天村雲命は雨神、伊自波夜比賣命は出水神。
天地の水神を祀っているとする。なるほど。
境内 |
本殿 | 社殿 | 社号標に 「牟羅久毛神社」 |
【 天村雲神社 (山川町流) 】