[HOME] > [神社記憶] > [四国地方] > |
|
大麻比古神社
おおまひこじんじゃ
徳島県徳島市明神町6−2
|
||
式内社 阿波國名方郡 麻能等比古神社 |
徳島県徳島市にある。
阿波冨田駅と二軒屋駅の中間あたり。街中にある神社。
参拝時には、境内で付近のお年寄り達が世間話の最中。
そんな風情の神社。
鳴門市大麻の大麻比古神社と同じ字を用いるが、
読み方が違い、こちらは「オオマヒコ」と読む。
江戸時代には「彌吉明神」とも呼ばれていた神社。
富田浦町に、貧乏だが正直者の彌吉という者がいた。
ある時、猿田彦の像を買い取り、何回売っても、必ず手元に戻ることから、
近くにあった社に合せ祀ったという。
その社が、当社であり、江戸時代に再興された事を示しているのか。
別の説では、伊予より当地へ来た河野忠左衛門の子・彌吉が、
承応2年(1653)、市内の一宮山の山中で神体を見つけ、
神託によって、河野家の鎮守としてこの地に祀ったことがはじまりともいう。
宝暦8年(1758)、吉田神社より大麻大明神の社号を許可された。
境内には、多くの境内社が鎮座している。
社殿の左手の楠には、楠大明神。
これは、この楠の根元に住んでいた狸を祀ったものらしい。
市街地にある境内は、ほのぼのとした雰囲気だった。
木々も、境内社も多くて、周辺の方々の崇敬を感じる。
社殿 | 拝殿 |
境内 |
狸を祀る楠大明神 | 本殿 | 石碑 |
社殿の左右に境内社が多い。
右側には、歳徳神社、伊助大明神、九郎兵衛大明神。
左には、楠大明神、和霊神社、稲荷神社、天神社、弁財天など。
社殿右の境内社 歳徳神社、伊助大明神、九郎兵衛大明神 |
和霊神社 | 稲荷神社 |
天神社 | 弁財天 |
○はよく読めなかった
−境内案内より− |
【 大麻比古神社 (徳島市) 】