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樟本神社
くすもとじんじゃ
愛媛県今治市八町西2−5−11
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式内社 伊豫國越智郡 樟本神社 |
愛媛県今治市にある。
今治駅の南3Kmほどの八町に鎮座。
蒼社川の南、196号線から少し東へ入った場所。
東向きの入口から参道を歩くと、正面に社殿がある。
本殿は、流造。
創祀年月は不詳。
社名の「樟本」は、現在、クスモトと読んでいるが、
江戸時代には「マキモト」と読まれていたらしい。
『三代実録』では、楠本という字が当てられており、
本来は、クスモトなのだろうか。
近世までは、牛頭天王社と呼ばれ、
鎮座地も、以前は八町字天皇と呼ばれていた。
というわけで、祭神は、素盞嗚尊。
『伊豫二名集』では、社名から「木神」とされている。
素盞嗚尊の御子神である五十猛命は、木種の神だが、
また、素盞嗚尊と天照大神の誓約で生まれた神の中に、
熊野櫲樟日神という神がいる。
この熊野櫲樟日神が、木神である五十猛命と同一と見ると、
樟本神社である当社の祭神も、五十猛命に近い神とも見れる(かも)。
江戸時代まで、当地の氏神であった柑子女神社の末社扱いだったが、
明治になって、柑子女神社を合祀し、境内にはその石碑が立っている。
境内の至るところに橘の紋が見られた。
みかんのことを「柑橘」というが、
ひょっとすると、柑子女神社の神紋だったのかもしれない。
社頭 |
参道 | 境内 |
社殿 | 社殿 |
境内社 | 本殿 | 柑子女神社の石碑 |
【 樟本神社 (今治市) 】