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八幡神社
はちまんじんじゃ
徳島県阿波市市場町香美字八幡本176
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旧村社 |
徳島県阿波市(旧市場町)にある。
JR学駅から北へ2Km、吉野川を越えた香美にあり、
通称は、香美の八幡さん。
吉野川の州に近い場所にあり、境内は南向き。
境内入口には、鳥居が二つ並んでいる。
左の鳥居には『八幡宮』の扁額、右の鳥居には『杉尾大明神』。
境内は広く、緑も青々として新しい雰囲気。
境内奥に社殿があり、拝殿の後方に本殿。
拝殿は新築されているが、
本殿は老朽化して支えの鉄パイプが設置されている。
当社の創建は不詳。
境内の石碑には、細川氏が秋月城で阿波を支配していた
十四世紀半ば頃ではないかと推定している。
明治以降、幾つかの周辺小社を合祀しており、祭神も多い。
その当時合祀された善入寺鎮座の杉尾神社が、
式内社・建布都神社の論社となっており、
そのためか、境内入口に、杉尾社の鳥居が残されている。
ただし、同じく香美に、建布都神社が存在しており、
そちらが有力な論社となっている。
杉尾神社を、式内社とするのは、『阿府志』。
「香々美村藤太夫須賀在俗号杉尾大明神」と記載されている。
本殿の屋根に、三つ巴紋が付けられていた。
境内の左手。正確には境内の外に、
小さな石祠と社日が祀られているが、詳細は不明。
左の大きな鳥居に 『八幡宮』 | 境内入口に 二つの鳥居 | 右の鳥居に 『杉尾大明神』 |
境内 |
境内左手の境内社と社日 | 拝殿 |
本殿 | 本殿 |
八幡神社改築記念碑
当八幡神社創立の日時は明らかでないが、細川氏が秋月城に於
て阿波を支配していた頃即ち十四世紀の半ばに創立されたと
推定されます。祭神は応神天皇・神功皇后・玉依媛命・大己貴命・
事代主命・大山祇命・猿田彦命・萱野媛命・菅原道真公です。明治以
降に善入寺島の杉尾神社をはじめ他に五社が合祀されました。近年社殿の老朽化が進み氏子中より改築の声が高まり平成 八年十月に改築奉賛会が結成され改築に着手しました。この たび竣工を見るに至りましたので、各位の御協力を石に刻んで 後世に伝える次第です。 −境内石碑より抜粋− |
【 八幡神社 (阿波市) 】